カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ヴァイオリンとピアノによるクラシック名曲集(シェラザード、ダッタン人の踊り、ほか)

1.リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/アイーダ・イサコワ(1940-)編曲/シェラザード
2.ボロディン(1833-1887)/イサコワ編曲/だったん人の踊り
3.ワーグナー(1813-1883)/イサコワ編曲/イゾルデの死
4.ヴェルディ(1813-1901)/イサコワ編曲/トラヴィアータ(演奏会用幻想曲)
5.ヴェルディ/イサコワ編曲/公爵の歌(歌劇「リゴレット」より)
6.ドビュッシー(1862-1918)/イサコワ編曲/美しい夕べ


マクシム・フェドートフ(ヴァイオリン)、ガリーナ・ペトロワ(ピアノ)

発売:2008年(ライヴ)

ヴァイオリンとピアノによるクラシック名曲集(シェラザード、ダッタン人の踊り、ほか)

価格:

1,629円 (税込)

[ポイント還元 16ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

Classical Records【ロシア輸入盤】

マクシム・フェドートフ(1961-)は、日本ではそれほど有名ではありませんが、バレエ指揮者として有名なヴィクトル・フェドートフを父親に持つ、ロシアを代表する一流ヴァイオリニストです。1986年のチャイコフスキー国際コンクールで第2位となり、現在ではチャイコフスキー・コンクールの審査委員長を務めているほどロシア国内では押しも押されぬ重鎮となっています。そのフェドートフは、女性指揮者として活躍中の西本智美の来日公演に同行し、大好評を博しました。これまで録音に余り関心がなかったのか、CDはほとんどリリースされていなかったので、このアルバムはフェドートフに関心のある方には朗報です。ピアノを務めるガリーナ・ペトロワは、フェドートフ夫人であり、公私ともに良きパートナーとなっているだけに、息もぴったり合っています。
このアルバムはフェドートフのヴァイオリンの凄さを純粋に味わえるソロ・アルバムで、リサイタルのライヴ録音のようです。選曲も全て一捻り工夫を凝らした面白いもので、大規模なオーケストラ作品である「シェラザード」や「ダッタン人の踊り」、歌劇からの抜粋といった興味深い作品ばかり。その全部がアイーダ・イサコワ(1940-)の編曲ということで、これがまたなかなか見事で愉しいアレンジです。「シェラザード」は20分ほどに短縮されたものながら、原曲の名旋律をうまく取り込んで旨味をギュッと凝縮した秀逸なアレンジで、エキゾチックなムードを大いに楽しんでいただけることでしょう。フェドートフの野太い音色、甘い歌い回しや激しく切り込んだ鋭い表現などヴァイオリン・ソロの卓越した表現力は抜群です。「ダッタン人の踊り」も凄まじいテクニックと圧倒的なテンションの高さで、観客をドッと沸かせています。ワーグナーやヴェルディの歌劇からの抜粋では、ロシア的な情緒や熱狂を離れ、メロディーをあまり粘らずにサラサラと流しながら、うっとりと美しいヴァイオリン・ソロを聴かせてくれます。特に「イゾルデの死」は見事。ヴァイオリン・ファンにオススメです。

ページトップへ