《ゲーテの詩による歌曲集》
１．さすらい人の夜の歌 Op.15-1
２．彼女は私を愛している（「エルヴィンとエルミーレ」から） Op.15-4
３．「リラ」より Op.15-5
４．ミニヨン「ただ憧れを知る者のみが」 Op.18-4
５．恋人を身近に Op.15-9
６．似合った同士 Op.15-11
７．すみれ（バラード） Op.18-5
８．心動かぬ娘 Op.18-1
９．心変わりした娘 Op.18-2
10．海の静けさ Op.15-7
11．幸ある船路 Op.15-8
《プーシキンの詩による歌曲集》
12．歌手 Op.29-2
13．エレジー（のぞみの日々も流れ去り） Op.29-5
14．眠れぬ夜に書いた詩 Op.29-3
15．バラはもうしおれ Op.36-3
16．花 Op.36-2
17．快い瞬間を忘れられようか Op.32-5（デルヴィッヒによる詩）
18．天使 Op.36-1
19．私はおまえを愛していた Op.32-1
20．春の静けさ Op.28-3（チュッチェフによる詩）
21．ばら Op.29-6
アーナ・ペレグリネスキ（メゾ・ソプラノ）、ドミトリ・クリモフ（ピアノ） 録音：2006年
Classical Records【ロシア輸入盤】
ロシアの作曲家でピアニストでもあったニコライ・カルロヴィチ・メトネル(1880-1951)は、ラフマニノフの友人で、ロシア革命のあとはフランスに亡命し、晩年はイギリスで過ごしました。近年急速に再評価のムードが高まり、演奏機会も増えつつありますが、メトネルのまとまった歌曲集はまだ珍しいでしょう。かのシュワルツコップがメトネルの歌曲をしばしば取り上げたプーシキンの詩による歌曲など、なかなかにロマンチックで美しい作品ばかりです。
ペレグリネスキは1977年、ボローニャ音楽院出身で、ボローニャ歌劇場のメンバーとなっているソプラノ歌手です。演奏もまずまずで、メトネルに関心のある人にはうれしいディスクの登場でしょう。
