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「王の特権」~ボワモルティエ、オトテール、テレマン/フルート作品集

1-3. ボワモルティエ(1689-1755)/トリオ・ソナタ ト長調
4. オトテール(1673-1763)/組曲第1番よりアルマンド
5-6. テレマン(1681-1767)/トリオ・ソナタ ニ長調「コレッリ風」よりPastoraleとGavaotte
7. テレマン/トリオ・ソナタ ロ短調よりSoave
8. オトテール/前奏曲
9-10. オトテール/トリオ・ソナタ ニ長調よりGravementとGigue
11. オトテール/前奏曲
12-13. オトテール/トリオ・ソナタ イ長調よりLentementとLegerement
14-17. オトテール/組曲第2番 ハ短調
18-19. ボワモルティエ/トリオ・ソナタ ホ短調
20-21. ボワモルティエ/トリオ・ソナタ ホ長調
22-23. ボワモルティエ/トリオ・ソナタ イ短調
24. ボワモルティエ/トリオ・ソナタ ニ長調よりCourante
25. テレマン/トリオ・ソナタ イ長調「コレッリ風」よりLargo
26-27. テレマン/トリオ・ソナタ ロ短調「コレッリ風」より
28. オトテール/前奏曲
29. ボワモルティエ/トリオ・ソナタ ロ短調よりRondeau Gracieusement


ウラジミール・フェドートフ、マリア・フェドートワ(フラウト・トラヴェルソ)、アルス・コンソーニ  録音:2004年

「王の特権」~ボワモルティエ、オトテール、テレマン/フルート作品集

価格:

1,629円 (税込)

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Classical Records【ロシア輸入盤】

フランスの王侯から愛された3人の作曲家ボワモルティエ、オトテール、テレマンたちによるバロック音楽集。この時代、フルートは王侯たちから絶大な人気があり、クヴァンツなどはアマチュアのフルート奏者でもあったプロイセンのフリードリヒ大王のために300以上のフルートの協奏曲を作曲したほどです。芸術と音楽愛好者のパトロンとして有名なフランスのルイ14世は、作曲家たちを支援するために、彼らの作品の出版・流通の権利を与える書面「Privilege du Roi(王の特権)」を発行しました。
ジャック=マルタン・オトテール(1673-1763)とジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)はフランスのバロック盛期に活躍した作曲家。オトテールは、フランスのバロッ音楽の作曲家であり、優れたフルート奏者でした。もともとオトテール一族は、木管楽器の製作や作曲や演奏を生業としていて、17世紀フランス音楽に大きな影響を与えました。中でも最も有名で「ル・ロマン」という愛称でも知られるジャック=マルタン・オトテールは、国王ルイ14世の宮廷楽団の管楽器奏者として活躍し、当時の音楽家としては最高の名誉である「王のシャンブル付き楽団終身音楽家」の称号を与えられました。また、バロック・フルートのための最初の教則本を書き、多くの優れたフルート曲を残し、さらに楽器を改良したりと、まさに「バロック・フルートの始祖」と呼ぶにふさわしい重要な音楽家です。また、ボワモルティエは、当時大人気だった作曲家で、特別なパトロンの庇護を得ることなく、自身の楽譜の出版のみで生計を立てることが出来た最初の作曲家といわれているほどです。幅広いジャンルを手懸け、数多くのフルート作品やクラヴサン曲集、オペラ・バレ「ダフニスとクロエ」などで知られています。ドイツの作曲家テレマンは、当時はバッハやヘンデルよりも人気があったといわれ、あらゆるジャンルで実に4000曲以上の作品を生み出しています。当初は宮廷楽団で働いていましたが、のちに自由都市ハンブルクでより自由な音楽活動をし、楽譜の販売でも成功を収めました。テレマンの作品も「Privilege du Roi(王の特権)」を得て、1735年以降パリでも出版されるようになり人気を得ました。
演奏しているアルス・コンソーニは1986年創設というロシアでは最も早くから活動している本格的なバロック・アンサンブルで、ウラジミール・フェドートフが音楽監督を務めています。ウラジミール・フェドートフは1942年生まれのフルート奏者で、父が教授を務めるレニングラード音楽院で学びました。卒業後はキーロフ劇場のオーケストラに入り、のち1964年から10年間にわたってムラヴィンスキーのレニングラード・フィルの精鋭として活躍しました。1975年からはフリーのソロ奏者として活動し、愛娘マリア・フェドートワと共演することもしばしば。マリアもフェドセーエフ率いるモスクワ交響楽団のフルート奏者として活躍中です。

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