1-4. ブラームス／交響曲第１番 ハ短調 Op.68
5-8. シューベルト／交響曲第２番 変ロ短調 D.125
ウラディミール・フェドセーエフ（指揮）／モスクワ放送交響楽団 録音：1974年
CLARTON【チェコ輸入盤】
「PEARLS OF CLASSIC」というシリーズの１つ。このシリーズは、ロシアのアクエリアス・レーベル音源をリマスターしたもので、音質はイマイチながらマニアには注目のアイテムです。フェドセーエフのブラームスの交響曲はこれまでにリリースされているのか寡聞にして知りませんが、意外にロシア臭さの少ない演奏です。決して大爆発するような演奏ではなく、むしろロシアのオケらしい分厚い響きとロマンチックな歌い方が美しい丁寧な演奏。２，３楽章でのすすり泣くような弦の音色や甘いホルンのサウンドは、お好きな人にはたまらないかも。シューベルトの方は、端正でオーソドックスな演奏です。以下はメーカーによるコメントです。
「ロシアの巨匠、ウラディーミル・フェドセーエフの若々しい名演がCD化。しかもブラームスとシューベルトという独墺の作曲家二人の交響曲の組合せです。ブラームスの交響曲第1番では、フェドセーエフの男性的なロマンティシズムが最上級に発揮された満足度たっぷりの名演。高機能のオーケストラを完璧に操ったダイナミックな音楽に、芯から温まるような興奮が残ります。シューベルトにおいても、キリリとした古典美を際立たせた美感がそそります。」
