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バーバラ・トンプソン/サクソフォン四重奏曲第1~3番

バーバラ・トンプソン(1944-):
1-5. サクソフォン四重奏曲第1番
(2001)
6-11. サクソフォン四重奏曲第2番「暗闇から光へ」(2002)
12-19. サクソフォン四重奏曲第3番「ボディ・ランゲージ」(2003)

アポロ・サクソフォン四重奏団   録音:2003年12月16-18日

バーバラ・トンプソン/サクソフォン四重奏曲第1~3番

価格:

2,138円 (税込)

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CELESTIAL HARMONIES【アメリカ輸入盤】

バーバラ・トンプソン(1944-)は、1944年イギリスのオックスフォード生まれの女性サクソフォン奏者。「レディ・サキソフォン」の異名をとる情熱的なプレイヤーとして知られており、近年は作曲活動の方でも注目されています。デューク・エリントンやコルトレーンを聴いて育ったトンプソンの音楽は、ジャズ、ミニマリズムの折衷様式で、刺激的かつ活き活きとしたリズムに溢れています。第1番から第3番まであるサクソフォン四重奏曲は、いずれもヘビーな内容で、トンプソンの大胆さとエネルギッシュさが遺憾なく発揮されています。
第1番は、ジャズの影響が最も色濃く、ポップな感覚と洗練されたモダンな書法はスタイリッシュで親しみやすいので、サクソフォン四重奏の新たなレパートリーとして人気が出そうです。第2番「暗闇から光へ」は、6つの楽章からなる30分近い大作で、各楽章が「黒」、「赤」、「青」、「緑」、「黄」、「白」という色彩のタイトルが付けられています。これでもかとバリトン・サックスがバリバリと吹きまくり、ミニマル風のリズムや複雑な和声でギシギシと責め立てる難度の高い音楽は、かなり斬新で高カロリー。息のブローを効果的に用いた刺激的な「黒」、ミステリアスな「緑」やレトリックな古典風の「白」は独特の耽美的な美しさがあります。第3番は、ずっと軽い響きの穏やかな曲調となり、ポップで軽妙な聴きやすい作品になっています。曲の冒頭から何度も挿入される静かな「セレーナ」というテーマが5度も登場し、途中の楽章が変奏のような形になっているため、基本的には4楽章ながら9つのトラックに分かれています。
演奏しているアポロ・サキソフォン四重奏団は、1985年設立のイギリスの実力派アンサンブル。アンディー・スコット、ロブ・バックランド、ティム・レッドパス、デヴィット・ローチというメンバー4名全員がジョン・ハールの門下生であり、ナイマンやフィットキン、ロドニー・ベネット、マイケル・トークなど現代音楽を得意としています。バーバラ・トンプソンの音楽は、まさにアポロSQにピッタリの演目であるだけに、ちょっとこれ以上は考えられないほど完成度の高いアルバムに仕上がっています。オススメです。

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