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ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第13,14,15番、シュニトケ/同第3番(2CD)

CD1:
1 ショスタコーヴィチ(1906-1975)/弦楽四重奏曲第13番 変ロ短調 Op.138
2-4. ショスタコーヴィチ/ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第14番 嬰ヘ長調 Op.142

CD2:
1-6. ショスタコーヴィチ/ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第15番 変ホ短調 Op.144
7-9. アルフレッド・シュニトケ(1919-1996)/弦楽四重奏曲第3番


パシフィカ弦楽四重奏団

録音:2012年12月16-18日(CD1), 2013年8月24-26日(CD2)
    ブルミントン、インディアナ大学、アウアー・ホール

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第13,14,15番、シュニトケ/同第3番(2CD)

価格:

2,100円 (税込)

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CEDILLE【アメリカ輸入盤】

ありそうでなかった企画と、演奏の素晴らしさで着々と聴き手を獲得しているこの「ソ連の経験シリーズ」の第4集です。ショスタコーヴィチの最高傑作とも言える15曲の弦楽四重奏曲は、1938年から1974年までの幅広い時期に書かれたもので「当時の社会情勢に迎合したと見せかけて、実は反発していた」ショスタコーヴィチの本音が透けて見えるものばかり。とはいえ、その時期によっては作風もかなり違い、端正→皮肉→内省と言った変遷を辿っていることでも知られています。このパシフィカ弦楽四重奏団による全集は、これらの作品を懇切丁寧に演奏するだけでなく、同時期に作曲された別の作曲家たちの四重奏曲を併せて収録することで、ショスタコーヴィチの特異な才能を浮き彫りにするというものです。ここでは1983年に作曲されたシュニトケの弦楽四重奏曲第3番を最後に置き、ショスタコが第15番で描いた清浄な悲しみの世界と対比させているのが面白いところです。
演奏しているパシフィカ・カルテットは、1994年にアメリカで結成されて以来数々のコンクールを制し、近年はコンサートやレコーディングでの評価が著しく高まっている注目の弦楽四重奏団です。欧米でもすでに全曲演奏会を行い好評を博しており、来日公演でも日本の室内楽ファンを大いに魅了し話題になりました。非常に精妙なアンサンブルの質の高い演奏なので、往年のロシアのカルテットのような暴力的な刺激こそありませんが、純度の高いクリヤーな響きは鮮烈で、メロディをしっかり歌い上げた美しさが際立っています。現代のニュー・スタンダードになりうるアルバムです。

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