カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第1,2,3,4番、プロコフィエフ/同第2番(2CD)

CD1:
1-4 ショスタコーヴィチ(1906-1975)/弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.49
5-8. ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第2番 イ長調 Op.68
9-12. ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第4番 ニ長調 Op.83

CD2:
1-5. ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 Op.73
6-8. プロコフィエフ(1891-1953)/弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.92


パシフィカ弦楽四重奏団

録音:2011年8月29-31日、11月18-20日、2010年7月23-24日、アメリカ、イリノイ、フォーリンジャー・グレート・ホール

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第1,2,3,4番、プロコフィエフ/同第2番(2CD)

価格:

2,100円 (税込)

[ポイント還元 21ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

CEDILLE【アメリカ輸入盤】

パシフィカ弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチ(1906-1975)と同世代の作曲家たちによる弦楽四重奏曲を集めた「ソ連の経験」シリーズ第2弾です。全部で4巻となる予定のこのシリーズの第2集は第二次世界大戦を取り巻く時代、1938年から1949年に書かれた5つの作品を集めています。交響曲の作曲については、政府からの弾圧を受け、思い通りのものが書けなかったショスタコーヴィチですが、弦楽四重奏ではその鬱憤を晴らすかのように、思いのたけを楽譜に叩き付けていることで知られています。1938年に書かれた第1番は、交響曲第5番の発表(かなり政府におもねった作風を取らざるを得なかった)後の作品であり、第2番はその6年後に書かれた重苦しい作風が特徴。第3番はシニカルで、第4番は批判を恐れ初演を遅らせたというエピソードがあります。どれも多くの問題を内包する作品ですが、それ自体は驚くほどの深化を見せるショスタコーヴィチの最高傑作の集合体です。プロコフィエフの第2番も、戦争によって地方都市へ退去させられた彼が、当地の民謡をベースに独自の味付けをして書き上げたものです。グラミー賞を受賞し、今や名実ともにアメリカを代表する優れたカルテットに成長したパシフィカ弦楽四重奏団による質の高い演奏も抜群です。
演奏しているパシフィカ・カルテットは、1994年にアメリカで結成されて以来数々のコンクールを制し、近年はコンサートやレコーディングでの評価が著しく高まっている注目の弦楽四重奏団です。欧米でもすでに全曲演奏会を行い好評を博しており、来日公演でも日本の室内楽ファンを大いに魅了し話題になりました。非常に精妙なアンサンブルの質の高い演奏なので、往年のロシアのカルテットのような暴力的な刺激こそありませんが、純度の高いクリヤーな響きは鮮烈で、メロディをしっかり歌い上げた美しさが際立っています。現代のニュー・スタンダードになりうるアルバムです。

ページトップへ