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「20世紀のオーボエ協奏曲集」(2CD)

CD1:
1~3.マルティヌー/オーボエ協奏曲
4.パヴェル・スィドール(1970-)/軍徳勲章(オーボエ協奏曲)

CD2:マルコ・アウレーリオ・ヤノ(1963-1991)/オーボエ協奏曲


アレックス・クレイン(オーボエ)、ポール・フリーマン/チェコ国立交響楽団   録音:2003年

「20世紀のオーボエ協奏曲集」(2CD)

価格:

2,100円 (税込)

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CEDILLE【アメリカ輸入盤】

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シカゴ交響楽団の首席オーボエ奏者として名を馳せたアレックス・クレインのソロによる、20世紀のオーボエ協奏曲集。クレインはブラジルに生まれ、9歳からオーボエを習い、1988年のジュネーヴ国際音楽コンクールのオーボエ部門で第1位。1995年から強者ぞろいのシカゴ交響楽団の主席オーボエ奏者に就任したという凄腕のプレイヤーです。また、バレンボイムの指揮で録音したR.シュトラウスのオーボエ協奏曲が絶賛されています。この録音の翌年、2004年7月に退団、現在はソリスト、指揮者、指導者として活動しているそうです。
最も有名なマルティヌーの作品は、ユーモアもあってとても聴きやすく、彼にしてはわりに伝統的なスタイルの15分ほどの曲です。クレインのオーボエは、ここでは抜群の技術を披露していて楽しい演奏です。パヴェル・スィドール(1970-)のオーボエ協奏曲は「軍徳勲章」というタイトルからして何だかよく分かりませんが、現代的な晦渋さが強い30分近い大曲。変わった奏法が指定されているのか、不思議な音色や技巧が聴かれのが興味深いですが、むしろオーボエよりオケの方が面白く、不安や激情が入り交じった実に陰気な曲です。
2枚目のディスクはマルコ・アウレーリオ・ヤノ(1963-1991)という日系ブラジル人作曲家。オーボエ協奏曲は1988年にクレインが依頼したものですが、オーケストレーションが未完のままヤノが27歳で脳腫瘍で亡くなってしまったため、エドムンド・ビラーニ・コルテスによって完成されたという曰くある曲。これが実に40分近い大作で、現代曲とは思えないロマンチックさ。映画音楽のように甘美な旋律がたくさん散りばめられていて、特に2楽章はあまりにクサイ。また、3楽章はバーンスタインを彷彿させる面白さで、古今のオーボエ協奏曲の中でもポピュラリティーの強い作品です。これを聴くためだけにこのディスクを買っても損はしません。しかも、このディスクは2CDで1枚価格というお買い得。

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