カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ブラームス/ヴァイオリン協奏曲、ヨーゼフ・ヨアヒム/ヴァイオリン協奏曲第2番「ハンガリー風に」(2CD)

CD1:ヨーゼフ・ヨアヒム/ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調「ハンガリー風に」 Op.11
CD2:ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77


レイチェル・バートン(ヴァイオリン)、カルロス・カルマー(指揮)/シカゴ交響楽団

録音:2002年7月2,3日

ブラームス/ヴァイオリン協奏曲、ヨーゼフ・ヨアヒム/ヴァイオリン協奏曲第2番「ハンガリー風に」(2CD)

価格:

2,100円 (税込)

[ポイント還元 21ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

CEDILLE【アメリカ輸入盤】

このアルバムは、滅多に演奏されないヨアヒムの大曲が聴けるというのも珍しく、また最近めっきり減った名門シカゴ交響楽団による近年の録音という意味でも注目です。ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)は、ハンガリー出身の歴史上最も重要なヴァイオリニストの一人。かのメンデルスゾーンに師事し、オーケストラのコンサートマスターを務めました。教師としても人望と名声に恵まれ、レオポルト・アウアーやイェネー・フバイを輩出し、現在まで続くヨアヒム一門を形成しました。また、リストやワーグナー、シューマン、ブラームスらと親しく交流し、とりわけブラームスとは密接な協力関係にありました。ブラームスがヴァイオリン協奏曲を作曲した際は、ヨアヒムが技術的な助言を行っており、実際にこの作品はヨアヒムに献呈されています。その意味でのこの両者のヴァイオリン協奏曲が同時にカップリングされているのはたいへん興味深いことです。もちろんブラームスのヴァイオリン協奏曲では、ヨアヒムのカデンツァが用いられており、ボーナス・トラックではバートンの作による第1楽章のためのカデンツァも収録されています。バートンは子供の頃からこのコンチェルトを弾き込んでおり、実際数々のコンクールやコンサートでもしばしば取り上げているだけに、安定した技巧は見事。爽やかなロマンが漂う優美な演奏です。
一方、ヨアヒム自身のヴァイオリン協奏曲第2番「ハンガリー風」も50分近い大作で、ブラームスほどの求心力こそありませんが、ヴァイオリンのヴィルトォージティという点ではさすがに魅力的です。曲の半分以上を占めるドラマチックな第1楽章、哀愁ただようロマンチックな第2楽章のメロディーも素敵。第3楽章ではジプシー風のメロディーとリズムがフィナーレに向かって情熱的に盛り上がって華麗に締めくくられます。
レイチェル・バートン・パインは、現在最も注目すべきアメリカの女性ヴァイオリニスト。1992年バッハ国際ヴァイオリン・コンクールで金賞、エリザベート(1993)、クライスラー(1992)、シゲティ(1992)、モントリオール(1991)などの数々の有名な国際コンクールで首位を獲得しているという実力派です。当CEDILLEレーベルの看板アーティストとして数多くの録音をこなし、バロックからロマン派の作品において高い評価を得ています。
このディスクは2CDで1枚価格というお買い得となっています。

ページトップへ