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「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ第3集」

1. マイケル・アベルズ(1962-)/地球温暖化(1990)
2-4. デーヴィッド・ベーカー(1931-)/チェロ協奏曲(1975)
5. ウィリアム・バンフィールド(1961-)/管弦楽のためのエッセイ(1994)
6-9. コールリッジ=テーラー・パーキンソン(1932-2004)/世代-弦楽の為のシンフォニエッタ第2番(1996)

ポール・フリーマン(指揮)/シカゴ・シンフォニエッタ、カティンカ・クライェン(チェロ)   録音:2002年5月21,23日

「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ第3集」

価格:

1,950円 (税込)

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CEDILLE【アメリカ輸入盤】

アメリカ・シカゴを根拠地にするCEDILLEレーベルがアフリカ系の作曲家を集中的に取り上げた「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ」は、画期的な企画として好評を博しています。このアルバムはその第3弾で、1975~1990年代に作曲された新しい作品を集めています。
このアルバムのメインといえるのが、デーヴィッド・ベーカー(1931-)の「チェロ協奏曲」。ベーカーはジャズ・トロンボーン奏者としても知られており、かのクインシー・ジョーンズやライオネル・ハンプトンと共演しています。「チェロ協奏曲」はベーカーらしいジャズの要素もふんだんに盛り込みつつ、内省的な深みのある真摯な音楽です。第3楽章のチェロとドラムのカデンツァはジャズそのものでなかなかユニーク。ソリストを務めているカティンカ・クライェンは、シカゴ交響楽団の若きチェロ奏者です。
コールリッジ=テーラー・パーキンソン(1932-2004)は、プリンストン大学にてアール・キムに作曲を、オランダではアフリカ系の指揮者ディーン・ディクソン指揮を学びました。アルビン・エイリー・ダンス・シアターのための「チャーリー・パーカーに捧ぐ」を作曲したことでも知られています。「世代-弦楽の為のシンフォニエッタ第2番」はパーキンソンの晩年の作品で、弦楽の柔らかい響きと親しみやすいメロディーが心地よく、ユーモアに富んだ分かりやすい音楽です。
マイケル・アベルズ(1962-)とウィリアム・バンフィールド(1961-)は、アフリカ系アメリカ人の新世代にあたる中堅作曲家。アベルズの「地球温暖化」は、冒頭は広大な乾燥砂漠の風景を表しており、やがてアイルランドの舞曲や中東のメロディーなどが次々に飛び出してくるワールド・ワイドな雰囲気の音楽です。たいへん親しみやすい音楽であるのと同時に、意義深いタイトルを持っているため、すでに世界中で100回を超える演奏機会に恵まれているそうです。バンフィールドの「管弦楽のためのエッセイ」も様々な打楽器が大活躍するカラフルな音楽で、才能ある新世代のフレッシュな息吹を感じさせます。
ポール・フリーマンは、チェコ・ナショナル交響楽団の初代常任指揮者・故コシュラー氏の後を受け継いだ指揮者です。1996年に主席指揮者に任命されてからは、彼の強力な指導のもとにチェコ・ナショナル響は今まで以上に発展し、レコーディングやコンサートで大活躍するようになりました。フリーマンはまだあまり知られていない指揮者かも知れませんが、以前からヘルシンキ・フィルの主席客演指揮者やシカゴ・シンフォニエッタの音楽監督、カナダのビクトリア響の音楽監督を務めてており、そのほかにもチェコの様々なオーケストラ、ロイヤル・フィルやフィルハーモニア管などのイギリスのオケ、ニューヨーク・フィルやデトロイト響、ダラス響などアメリカのオケなど実に多くのオケと演奏をしており、なん28カ国で100以上のオケを指揮してきた強者です。同時にレコーディングも様々なレーベルに相当の数を残しています。

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