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「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ第2集」

1. ユリシーズ・ケイ(1917-1995)/シアター・セットのための序曲(1968)
2. ジョージ・ウォーカー(1922-)/弦楽のための抒情詩(1941)
3-10. ロック・コーデロ(1917-)/小管弦楽のための8つの細密画(1948)
11. アドルフス・ヘイルストーク(1941-)/アメリカの寄航地(1985)
12. ヘール・スミス(1925-)/儀式と呪文(1974)
13. ヘイルストーク/夢見た男のための墓碑銘(1979)

ポール・フリーマン(指揮)/シカゴ・シンフォニエッタ   録音:1995年5月10日,2001年1月15日

「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ第2集」

価格:

1,950円 (税込)

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CEDILLE【アメリカ輸入盤】

アメリカ・シカゴを根拠地にするCEDILLEレーベルがアフリカ系の作曲家を集中的に取り上げた「アフリカの遺産の交響的作品シリーズ」は、画期的な企画として好評を博しています。このアルバムはその第2弾で、1940~1980年代の作品を集めています。
第1巻とは違い、よりモダンな音楽が多くなっていますが、ユリシーズ・ケイ(1917-1995)やアドルフス・ヘイルストーク(1941-)の作品はモダンながらもとても聴きやすい音楽です。冒頭のユリシーズ・ケイの「シアター・セットのための序曲」は、不協和音の大胆な響きを用いているものの、いかにもアメリカ的な明朗さとノリの良さが底流にあって相当かっこいいコンサート・ピースです。ヘイルストークの「アメリカの寄航地」も現代的なサウンドを用いていますが、スピード感にあふれた音楽は常に溌剌としており、管弦楽を聴く快感を味あわせてくれる現代の傑作といえるでしょう。ヘイルストークの卓越したオーケストレーションも全く見事で、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者的役割を果たしたマーチン・ルーサー・キング牧師に捧げられた「夢見た男のための墓碑銘」での弦楽の柔らかく荘厳な響きは感動的です。
中でも最も現代的な作風なのは、ヘール・スミス(1925-)の「儀式と呪文」。アフリカのドラム・パターンを用いたリズムは野性的で、弦楽の斬新な和音と金管や打楽器の咆哮が織りなす音楽には、ミステリアスで呪術的なムードが満ちています。逆に最も穏健で古典的な作風のロック・コーデロ(1917-)は、パナマ出身の作曲家で、アメリカで学んだ最先端の音楽とラテンやカリブ諸国の音楽との融合を試みました。「小管弦楽のための8つの細密画」はそれぞれ特徴的なリズムやメロディーを持った音楽からなる軽妙な作品です。
ポール・フリーマンは、チェコ・ナショナル交響楽団の初代常任指揮者・故コシュラー氏の後を受け継いだ指揮者です。1996年に主席指揮者に任命されてからは、彼の強力な指導のもとにチェコ・ナショナル響は今まで以上に発展し、レコーディングやコンサートで大活躍するようになりました。フリーマンはまだあまり知られていない指揮者かも知れませんが、以前からヘルシンキ・フィルの主席客演指揮者やシカゴ・シンフォニエッタの音楽監督、カナダのビクトリア響の音楽監督を務めてており、そのほかにもチェコの様々なオーケストラ、ロイヤル・フィルやフィルハーモニア管などのイギリスのオケ、ニューヨーク・フィルやデトロイト響、ダラス響などアメリカのオケなど実に多くのオケと演奏をしており、なん28カ国で100以上のオケを指揮してきた強者です。同時にレコーディングも様々なレーベルに相当の数を残しています。

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