ヴィヴァルディ：
1-3. オーボエ協奏曲 イ短調 RV.463 F.VII-13
4-6. オーボエ協奏曲 ニ長調 RV.453 F.VII-10
7-9. オーボエ協奏曲 ハ長調 RV.447 F.VII-6
10-12. オーボエ協奏曲 イ短調 RV.461 F.VII-5
13-15. オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV.457 F.VII-12
16-18. オーボエ協奏曲 ニ短調 RV.454 F.VII-1
19-21. オーボエ協奏曲 ハ長調 RV.450 F.VII-11
22-24. オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV.455 F.VII-2
アレックス・クライン（オーボエ）、アンソニー・ニューマン（指揮）／ニュー・ブランデンブルク・コレギウム
録音：1993年9月1-3日、ニューヨーク（デジタル録音）
CEDILLE【アメリカ輸入盤】
シカゴ交響楽団の首席オーボエ奏者として名を馳せたアレックス・クラインのソロによるヴィヴァルディのオーボエ協奏曲集。クラインはブラジルに生まれ、９歳からオーボエを習い、1988年のジュネーヴ国際音楽コンクールのオーボエ部門で第１位を獲得し、1995年から強者ぞろいのシカゴ交響楽団の主席オーボエ奏者に就任したという凄腕のプレイヤーです。2004年7月にジストニアという運動障害の難病のため惜しまれつつ首席の地位を退きましたが、その後リハビリに努め、現在は限定的ながらソロ活動が出来るまで快復しています。
このヴィヴァルディのアルバムは、クラインが20代末にミュージカル・ヘリテイジ・ソサイティに録音したもので、うれしい復刻リリースとなります。軽やかで鮮やかで、しかも歌心に溢れた音楽は、クラインという超一流のオーボエ奏者の魅力を完璧に伝えてくれます。かつてピリオド楽器演奏の先駆者として一世を風靡したアンソニー・ニューマンによる伴奏も切れ味抜群です。
