1-4. ショパン／ピアノ・ソナタ第３番 ロ短調 Op.58
5-7. プロコフィエフ／ピアノ・ソナタ第８番 変ロ長調 Op.84
8. ワーグナー／リスト編曲／イゾルデの愛の死 S.447
ピョートル・ドミトリエフ（ピアノ） 録音：1996年、モスクワ
BOHEME（ボエーム）【ロシア輸入盤】
ピョートル・ドミトリエフは、1974年にモスクワの音楽一家に生まれ、７歳でモスクワ音楽院付属中央音楽学校に入学し、Ａ・バクロフに師事しました。さらに1990年よりネイガウスの流れを組む高名なレフ・ナウモフに師事。1992年にはモスクワ音楽院に入学し、2000年同校大学院を修了。在学中の1995年には第６回日本国際音楽コンクールで優勝して、メディアの注目を集めました。ロシアはもとよりヨーロッパ、日本、韓国などで精力的に演奏活動を展開しており、すでにラフマニノフのピアノ協奏曲やプロコフィエフのソナタ集などいくつかのアルバムをリリースしています。
ドミトリエフは、その端正な容姿と比類ないテクニックでファンを魅了しており、このアルバムでもいかにもロシア的なダイナミックなピアニズムが発揮されています。歯切れが良く力強い打鍵はパワフルそのもので、プロコフィエフの「ピアノ・ソナタ第８番」はガンガン響きわたらせた有無を言わさぬ演奏です。音が多すぎて、響きにちょっと酔ってしまうくらいの迫力は凄いもの。ショパンの「ピアノ・ソナタ第３番」もロシア的な力強い演奏ですが、こちらは濃厚にロマンチックで味が濃く、男性的な魅力にあふれたショパンを聴かてくれま
