アルベルト・シモン／フランツ・リスト音楽院管弦楽団 録音：1979年3月4日（ライヴ）
ＢＭＣ（ブダペスト・ミュージック・センター）【ドイツ輸入盤】
1979年3月にハンガリー・ラジオが放送用のライヴとして録音したものですが、音質は優秀。そして、何よりその演奏の質が素晴らしいというので、４半世紀ぶりにわざわざＣＤ化されたとそうです。冒頭のホルンのソロはたっぷり時間をとって、しかもヴィヴィラートを全くかけず歌われ、その悠然たる構えはまるでブルックナーを聴いているようです。オケの力はところどころやや非力さを感じさせるものの、それ以外もゆっくりとした巨匠テンポと重量感で、アルプスの孤高の峰を思わせるまさに「グレート」の名にふさわしい演奏です。ライヴだけあって最後の聴衆の歓声と熱狂ぶりがビンビン伝わってきます。
薄型デジパック・ケースです。
