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ペーテル・エトヴェシュ/「IMA(祈り)」~混声合唱と管弦楽のための、宇宙、手紙

ペーテル・エトヴェシュ(1944-):
1.IMA(祈り)―混声合唱と管弦楽のための
(2001-02)
2.宇宙(2台ピアノ版)(1961/99)
3.手紙-弦楽四重奏のための情景(1992-93)

シルヴァン・カンブルラン(指揮)/ケルン西ドイツ放送響&合唱団
アンドレアス・グラウ、ゲッツ・シューマッハー(ピアノ)、ペレグリーニ四重奏団

録音:2002年9-10月

ペーテル・エトヴェシュ/「IMA(祈り)」~混声合唱と管弦楽のための、宇宙、手紙

価格:

2,138円 (税込)

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BMC(ブダペスト・ミュージック・センター)【ドイツ輸入盤】

ペーテル・エトヴェシュ(1944-)は、ハンガリー出身の作曲家で指揮者。ブーレーズの創設したアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督も務め、今や現代音楽の世界では、欠く事のできない存在にのし上がりました。やはりブーレーズと同じく指揮者としてもかなり優秀のようで、新日本フィルやNHK交響楽団にも客演して好評を博しました。彼の指揮する古典作品も高い評価を受けており、小さな編成を活かした緊密なアンサンブルと濃厚な表情で、これまでにない斬新な演奏を繰り広げています。また、エトヴェシュはコダーイの推薦でわずか14歳にしてブダペスト音楽院に入学し、リゲティやクルタークとも親しく交わり、またバルトークの影響も強く受けているともいわれ、まさにハンガリー音楽の伝統を現代に引き継いだ作曲家でもあります。
このアルバムはエトヴェシュの声楽作品の大作「IMA」を中心としたもので、1970年代のコンピューター・ミュージックなどの前衛的・実験的な作風ではなく、エトヴェシュの出身であるハンガリー音楽の伝統を強く感じさせる内容となっています。「IMA」とはハンガリー語で「祈り」を表す言葉で、1995年に作曲されたエトヴェシュの代表作「アトランティス」の続編となるもの。突然海中に沈んだ文化を表しているとのことで、神秘的で混沌とした合唱が聞きものです。現代音楽のスペシャリストであるカンブルランのダイナミックで迫力のある演奏も素晴らしく、インパクトの強い作品です。「宇宙」は、1961年ガガーリンの宇宙飛行によって世界が突然開け、無限大に見えたという衝撃から作曲された作品。最近もヴァイオリンとオーケストラのための「セヴン」(コロンビア宇宙飛行士への追悼)という作品が発表されたばかりで、エトヴェシュは宇宙に対して格別な思い入れがあるのかも知れません。「手紙」は、ザルツブルクに住んでいたレオポルト・モーツァルトと、1778年にパリに住んでいた息子ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルトとの間の手紙の抜粋から、二人の劇的な関係を表したという作品で、2人のやり取りの文章もブックレットに記載されています(残念ながらハンガリー語のみ)。冒頭から衝撃的ともいえる刺激的な表現が続き、2楽章はまさに弦楽器でおしゃべりしているかのよう。なかなかユニークな弦楽四重奏曲です。
薄型デジパック・ケースです。

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