モーツァルト:
1-3. ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
4-6. ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281
7-10. 音楽の冗談(戯れ)ヘ長調 K.522
アンドレイ・ピサレフ(ピアノ)、新ロシア管弦楽団 録音:2002年
Bel Air Music【モナコ輸入盤】
アンドレイ・ピサレフは、モスクワ音楽院教授を務めているロシアの俊英ピアニスト。1991年にザルツブルグで開かれた第5回国際モーツァルトコンクールで優勝し、ブゾーニ国際コンクールでも第4位、及びモーツァルト賞を受賞しただけあって、モーツァルトを得意としています。ピサレフの明るくクリヤーなタッチはやはりモーツァルトによく合っていて、若々しさと輝きのある演奏です。硬質なタッチで清潔感あるストレートな演奏は、エッシェンバッハの演奏に近いと思います。ピサレフは近年、何度も来日して各地でリサイタルを行っており、その認知度も急速に高まっています。いずれのリサイタルでも大好評を博しており、熱烈なファンもたくさんいるそうです。
「音楽の冗談」は、ヴァイオリンのアセクセイ・ブルーニが終始リードし、モーツァルトのジョークをメリハリを付けてさらに強調した痛快な演奏です。