ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン（1770-1827）：
１～５．25のスコットランド民謡集 Op.108より
６～11．12のイタリア語重唱曲 WoO.99より
12．13．アイルランド民謡集 WoO.152･153より
14．夜うぐいすの歌 WoO.141
15．君を愛す（やさしき愛） WoO.123
16．あきらめ WoO.149
17～22．12の様々な民謡（各国の歌） WoO.157より
23．野外カンタータ「楽しい乾杯の辞」 WoO.103
24．カノン「親愛なる伯爵さま、親愛なる羊さま」 WoO.101
25．カノン「ファルスタッフ君、登場しろ」 WoO.184
26．カノン「そうあらねばならぬ」 WoO.196
27．カノン「伯爵様、おたずねします」 Hess.276
28．カノン「ろばの中のろば」 Hess.277
ディエゴ・ファソリス（指揮、フォルテピアノ）、スイス・イタリア語放送合唱団
アミィ・ローレンス(Sp)、マルコ・ビースリー(T)、ドロシー・ラブッシュ(Ms)
アンドレア・マルコン（Fp）、ジョルジオ・ファーヴァ(Vn)、ワルター・ヴェスティデッロ(Vc)
録音：1993,1996年
ARTS【ドイツ輸入盤】
ベートーヴェンの世俗的声楽作品を集めたアルバムで、あまり演奏や録音のされることのない民謡やカノンなど珍しい作品を楽しむことができます。ベートーヴェンが手掛けた民謡集はけっこう数が多く、スコットランドやアイルランド、ウェールズなどの民謡集が出版されています。郷愁を帯びた親しみやすいメロディーが心を和ませてくれます。野外カンタータ「楽しい乾杯の辞」なども明るく楽しい合唱曲で聞き映えがします。有名な歌曲「君を愛す」や「あきらめ」まで入っているのがうれしいところ。
現代を代表する合唱指揮者ディエゴ・ファソリスは、すでにARTSやNAXOSレーベルにもたくさん録音をしている実力者。スイス・イタリア語放送合唱団はファソリスの育てあげた合唱団です。彼らのルネサンス音楽やバッハの演奏は、欧米で高い評価を集めています。フォルテピアノはいまをときめくアンドレア・マルコンが担当しているというのもポイントです。
