1. マラン・マレ(1656-1728)/スペインのフォリア(抜粋)
2. ジャック・オトテール(1674-1763)/「フルートによる前奏曲の技法」から 3つの前奏曲(*)
3. ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)/組曲 ロ短調 Op.35 No.5
4. ジャン・ダニエル・ブラウン(?-1740以前)/組曲断章 ホ短調&ロ短調(*)
5-6. ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)/12の幻想曲 TWV40 から ホ短調(No.8),嬰ヘ短調(No.10)
7. J・S・バッハ(1685-1750)/パルティータ イ短調 BWV1013
8. セバスティアン・ボディヌス(1700頃-1759)/ジグ形式の奇想曲 イ長調(*)
9. ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773)/アラ・フランチェーゼ ニ短調(*)、奇想曲 変ロ長調(*)、幻想曲 ハ長調(*)
10. カール・フィリップ・エマヌル・バッハ(1714-1788)/ソナタ イ短調 Wq132
11. シャルル・ドリュス(1723頃-1774)/「フルートの技法」から 奇想曲第4番 イ長調(*)
ミリヤム・ナスタシ(フルート)
録音:2011年4月26-27日、ヴッパータール、インマヌエル教会
ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】
オランダのユトレヒト生まれのフルーティスト、ミリヤム・ナスタシ校訂の楽譜本「Die Soloflote, Edition Peters Nr. 8641a」に収録された作品をナスタシが自ら演奏するシリーズの第1巻。オーレル・ニコレらに師事したナスタシははじめ現代音楽に傾倒していましたが、やがて古楽に興味を持ちフランス・フェスターらの教えを受けました。1991年にフライブルク音楽大学フルート科教授に就任し、1996年から2006年までは主任教授を務めました。ボワモルティエやテレマン、バッハなどの作品はよく知られていますが、(*)は世界初録音と表示されており、ブラウンやドリュスなど未知の作曲家の音楽もなかなか良いものばかりです。フルート・ファンには貴重な無伴奏作品集といえるでしょう。
SACDハイブリッド仕様なので、通常のプレイヤーでもお楽しみいただけます。