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カバレフスキー/組曲「道化師」、交響詩「春」、ピアノ協奏曲第1番ほか

ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987):
1.悲愴序曲 Op.64
2~4.ピアノ協奏曲第1番 イ短調 Op.9
5.交響詩「春」Op.65
6.歌曲「学生時代」の主題によるピアノと管弦楽のための狂詩曲 Op.75
7~16.組曲「道化師」Op.26


ワルテル・ムナツァカノフ(指揮)/ロシア・キネマトグラフィ交響楽団
アナトリー・セルディアコフ(ピアノ)

録音:1996年   原盤:Olympia

カバレフスキー/組曲「道化師」、交響詩「春」、ピアノ協奏曲第1番ほか

価格:

1,250円 (税込)

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ALTO【イギリス輸入盤】

ドミトリー・カバレフスキー(1904-1987)といえば、組曲「道化師」や「子供のためのピアニ小品集」などで親しまれているロシアの作曲家。モスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲を、ゴリジェンヴェイゼルにピアノを学びました。当初はプロコフィエフのような晦渋な歌劇などを作曲しましたが、ソ連当局からの批判を受けると、さっそく青少年のための3つの協奏曲(ヴァイオリン協奏曲,チェロ協奏曲第1番,ピアノ協奏曲第3番)を書いて、社会主義リアリズムの擁護者であることをアピールしました。その後は模範的な体制作曲家として、ソ連ではスターリン賞などの数々の賞を受賞し、音楽界の実力者として要職を務めました。
そんなカバレフスキーの管弦楽曲や協奏作品は、簡潔な構成と明快な内容の楽しい作品ばかり。決して技巧的ではないのに華やかで闊達に聞こえるよう作曲上の配慮と優れた作曲技法が用いられています。このアルバムのどの作品を聴いても、親しみやすいメロディーと明快な響き、快活なリズムにあふれ、華麗さもロマンチックなムードもほどよくミックスされた優れた音楽ばかり。運動会でお馴染みの「ギャロップ」が有名な「道化師」などかつては通俗的と批判されたかもしれませんが、なぜこんな面白い作品があまり演奏されないのか不思議でなりません。またこのアルバムでは、「悲愴序曲」や交響詩「春」、「ピアノと管弦楽のための狂詩曲」といったあまり聴く機会の少ない作品に加え、「道化師」組曲も全曲版という凝りよう。また、メインともいえる30分以上もの大作「ピアノ協奏曲第1番」は、プロコフィエフのような現代的なセンスとラフマニノフのような濃厚なロマン性が融合した美しい作品です。

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