オーレ・シュミット(指揮)/ロンドン交響楽団 録音:1974年
ALTO & REGIS 【イギリス輸入盤】
国際レヴェルにおけるニールセン復興のきっかけとなった、1928年生まれのデンマークの作曲家・指揮者オーレ・シュミットによる世界初の全集録音。LP時代よりニールセンを語るには外せない決定盤として君臨し続け、また優秀録音盤としても評価されていましたが、Unicornレーベルから発売されたCDが廃盤となって久しく、再発売を望む声が高かったもの。
個々のシンフォニーのどれをとっても必ずベストを争うほどの完成度。特に1,2,4,5番はすごい。他の演奏とは次元が違うと思います。ニールセンらしい豪快さを充分に活かしつつも、ショスタコーヴィッチのような深刻な暗さと緊張感があり、スネアやティンパニがすごい迫力です。オケも巧く、安定度も抜群です。ニールセンのシンフォニーを聴くなら、まずこのディスクから。
REGISレーベルはすでに廃盤となっているため、変則的ですが交響曲第4番と5番はALTOレーベル、その他はREGISレーベルのアルバムとなります。予めご了承ください。