ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):
オペレッタ「こうもり」序曲/シャンペン・ポルカ/美しく青きドナウ(ワルツ)
雷鳴と電光(ポルカ)/皇帝円舞曲/新ピツィカート・ポルカ/ウィーン気質(ワルツ)
常動曲/アンネン・ポルカ/南国のばら(ワルツ)/フランスのポルカ
ヨハン・シュトラウス1世(1804-1849):ラデツキー行進曲
ヨハン・シュトラウス2世&ヨゼフ・シュトラウス(1827-1870):ピツィカート・ポルカ
エドゥアルト・シュトラウス(1835-1916):テープは切られた(ギャロップ)
ジョン・ジョージアディス(指揮)/ロンドン交響楽団
録音:1986、1987、1994年 初出:IMP/ライセンサー:LSO Ltd.
ALTO【イギリス輸入盤】
ジョン・ジョージアディスは、イギリスのエセックス州に生まれ、ロンドンの王立音楽院でヴァイオリンを学び、バーミンガム市交響楽団のコンサートマスターを約2年半務めた後、ロンドン交響楽団で約11年間コンサートマスターを務めました。その間、スヴェトラーノフの指揮のもとで「シェラザード」のソリストを務めるなどジョージアディスは重要なコンサートやレコーディングで活躍しましたが、名指揮者チェリビダッケとの出会いにより指揮者を志すようになりました。やがてクィーンズランド管弦楽団やロンドン・ヴィルトゥオージの指揮者としても活動するようになり、近年はロンドン交響楽団やマレーシア・フィルでも活躍しています。日本ではまだジョージアディスの知名度は高くありませんが、NAXOSレーベルを中心に相当数の録音があり、知られざる実力者といえるでしょう。ジョージアディスは自らコンサートマスターとして演奏する機会も多く、シュトラウス・ファミリーの音楽を得意としているようです。リズムやアンサンブルは本場のウィーンものよりもキリッと引き締まっていますが、ノーブルかつ優雅な演奏はさすがにイギリス的です。