デイヴィッド・ピットマン=ジェニングズ(Br,オランダ人)
ハンス・ゾーティン(B,ダーラント)
クリスティアーネ・リボール(S,ゼンタ)
エンドリク・ヴォトリヒ(T,エリック)
エヴァ・マルシニク(A,マリー)
リシャルド・ミンキエヴィチ(T,水夫)
アントニ・ヴィト(指揮)/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、同合唱団
録音:2005年10月29日(演奏会形式ライヴ)
CD ACCORD【ポーランド輸入盤】
アントニ・ヴィトは、母国においてペンデレツキに作曲を学び、パリではナディア・ブーランジェやピエール・デルヴォーに、アメリカではスクロヴァチェフスキや小澤征爾に師事したポーランドの指揮者。世界各地のオーストラを振って実力を付け、1980,90年代は、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団の音楽監督としてたくさんのレコーディングをこなし(主にナクソス・レーベル)、好評を博しました。2002年からはポーランドの名門ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督となり、音楽にも一段とスケール感や円熟味が加わってきました。
この「さまよえるオランダ人」は演奏会形式によるライヴ録音。ヴィトの指揮のもと、ゾーティン、ヴォトリヒ、リボールなどワーグナーを得意とする歌手が集められています。オランダ人役のピットマン=ジェニングズは、アメリカのオクラホマ生まれで現在パリを拠点とするバリトン歌手。マルシニクとミンキエヴィチはともにポーランドで活躍する歌手です。