ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
CD1:
1~3.ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ジョージ・セル(指揮)/クリーヴランド管弦楽団 録音:1961年
4~6.ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
ジョージ・セル(指揮)/コロンビア交響楽団 録音:1959年
CD2:
1~3.ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ジョージ・セル(指揮)/コロンビア交響楽団 録音:1959年
4~6.ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
ジョージ・セル(指揮)、クリーヴランド管弦楽団 録音:1961年
CD3:
1~3.ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」
4~6.ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595
ジョージ・セル(指揮)/コロンビア交響楽団 録音:1962年
CD4:
1~3.ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
4~6.ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
ジョージ・セル(指揮)/クリーヴランド管弦楽団 録音:1968年
7~9.ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332 録音:1964年
CD5:
1~3.2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
ギャビー・カサドシュ(ピアノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)/フィラデルフィア管弦楽団 録音:1960年
4~6.3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調 K.242
ギャビー・カサドシュ&ジャン=クロード・カサドシュ(ピアノ)
ユージン・オーマンディ(指揮)/フィラデルフィア管弦楽団 録音:1962年
7~9.ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
ジョン・デ・ランシー(オーボエ)、アンソニー・ジリオッティ(クラリネット)
バーナード・ガーフィールド(ファゴット)、メイソン・ジョーンズ(ホルン) 録音:1963年
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
SONY【ヨーロッパ輸入盤】
フランスの名ピアニスト、ロベール・カサドシュ(1899-1972)による定評あるモーツァルトを集めたお買得なボックスセット。LP時代から名演の誉れ高いジョージ・セルとのピアノ協奏曲8曲のほか、オーマンディとカサドシュ家共演による2台協奏曲と3台協奏曲、そしてピアノ・ソナタ第12番に、名手ランシーらとのピアノと管楽のための五重奏曲という収録内容です。ラヴェルやドビュッシーなどの近代フランス音楽だけでなく、モーツァルトも大の得意としており、モノラル時代から多くのレコーディングを行ってきました。カサドシュの演奏はきわめて洗練されたもので、磨かれたタッチと躍動感とある表現は、まるで精緻な銀細工のよう。セルの伴奏も恐ろしいほど緻密で、絶妙なバランスが生み出す克明な響きはモーツァルト演奏のお手本ともいえるもの。カサドゥシュもセルも大いに興に乗っているのが伝わってくる演奏で、得がたい感動を与えてくれます。
また、オーマンディ指揮フィラデルフィアと録音した「2台のピアノのための協奏曲(ピアノ協奏曲第7番)」や「3台のピアノのための協奏曲(ピアノ協奏曲第10番)」における、夫人でもあるギャビー・カサドシュ(デュオ・アルバムも多数あり)との親密な演奏ぶりは、思わずニコニコしてしまうほど心地よいものです。往年のフィラデルフィア管の名手たちとの「ピアノと管楽のための五重奏曲」も可憐でチャーミングな演奏です。モーツァルト・ファン必携のアルバムです。
スリム・ボックス・ケースです。限定発売とのことなので、お早めに入手されることをお勧めします。