１．オルランドゥス・ラッスス（1532-1694）：英雄の後裔
２．３．ニコラ・ゴンベール（1495頃-1560頃）：ミサ「すべての悲しみに」から キリエ/グローリア
４．ジョスカン・デプレ（1458?-1521）：千々の悲しみ
５．ルイス・デ・ナルバエス（1530-1550頃）：千々の悲しみ（ジョスカンによる「皇帝の歌」第４旋法）
６．オルランドゥス・ラッスス：もしあなたに与えるならば
７．８．クリストーバル・デ・モラーレス（1500頃-1553）：ミサ「ロム・アルメ」から クレド／神に向かいて歓呼せよ
９．トマ・クレキヨン（1490頃-1557）：あなたを勝利者と呼べる者
10．ルイス・ナルバエス：ファンタジア 第８旋法
11．トマ・クレキヨン：カール、あまりの偉大さに
12．ニコラ・ゴンベール：千々の悲しみ
13．クリストーバル・デ・モラーレス：ミサ「千々の悲しみ（ミル・ルグレ）」から サンクトゥス
14．ニコラ・ゴンベール：イタリアに住まう者
15．16．クリストーバル・デ・モラーレス：レクイエム から アニュス・デイ／死の嘆きが私を取り巻く
アレクサンダー・ブラチリー（指揮）／ポメリウム
録音：1999年11月、ニューヨーク、アセンション・ローマン・カトリック教会
1999年12月、オベルトゥンディング、聖カタリナ教区教会
GLISSANDO【ドイツ輸入盤】
ヨーロッパの広範囲を統治した神聖ローマ皇帝カール５世（スペイン国王カルロス１世）の時代の音楽。ゴンベールのミサ「すべての悲しみに」はカール５世がローマ教皇から帝冠を授かる儀式において演奏されたといわれています。
演奏しているアレクサンダー・ブラッチリー指揮のポメリウムは1972年にニューヨークで結成されたアカペラのアンサンブルで、すでに他のレーベルでのレコーディングも数多く行われています。その精緻なアンサンブルと豊かな表現力で古楽ファンの心をつかんでいるポメリウムによる演奏はさすがに素晴らしく、聴き応えがあります。有名なジョスカン・デプレやラッススだけでなく、ゴンベールやモラーレスの作品もたいへん精緻で美しい音楽です。録音にも定評のあるグリッサンド・レーベルらしいたいへん美しいもので、ハイレベルなアルバムとしてオススメです。
