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シューベルト/交響曲全集(5CD)

フランツ・シューベルト(1797-1828):
CD1:交響曲第1番 ニ長調 D.82/交響曲第2番 変ロ長調 D.125
CD2:交響曲第3番 ニ長調 D.200/交響曲第4番 ハ短調 D.417「悲劇的」
CD3:交響曲第5番 変ロ長調 D.485/交響曲第6番 ハ長調 D.812
CD4:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」/グラン・デュオ ハ長調 D.812
(ヨアヒム編)
CD5:交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」/「ロザムンデ」序曲 D.644

クラウディオ・アバド(指揮)/ヨーロッパ室内管弦楽団   録音:1986-87年

シューベルト/交響曲全集(5CD)

価格:

3,004円 (税込)

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DG【ドイツ輸入盤】

シューベルトの交響曲全集を通して聴くと、小編成で古典派ともいえる簡素な初期の交響曲から次第に編成も演奏時間も長大になっていき、ロマン派交響曲へと成長していく過程がよく分かって面白いものです。このアルバムでは、アバドが若い奏者たちのヨーロッパ室内管弦楽団を指揮し、明るく透き通った音色を活かした爽快な演奏をしています。ピリオド楽器を用いた演奏に比べると、ふっくらとした響きと柔らかな表現は穏やかで心地よく、テンポも決して慌てません。アバドらしくメロディーをよく歌わせているので、緩徐楽章はジューシーなほど叙情性たっぷりです。また、速い楽章も弾力性のあるリズムで推進力があって、最後まで飽きさせずに聴かせてくれます。有名な第8番「未完成」と第9番「ザ・グレート」も、クリアで柔らかいサウンドの中、軽やかな旋律美や色彩美をしっかり表現しています。更に初期の交響曲は、指揮者のセンスの良さが大いに発揮された香り高い名演ばかりで、特に第5番はベストといえる出来映え。
交響曲のほかにも、「ロザムンデ」序曲と「グラン・デュオ」の管弦楽版が収められているのもポイントです。「グラン・デュオ」は、本来「4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調」というピアノ連弾曲ですが、このジャンルにしてはあまりにも巨大な45分以上の大曲。「グラン・デュオ」という名称は、シューベルト自身がつけたものではなく、1837年にアントン・ディアベッリによって初出版された際につけらたものですが、4手ピアノ曲の大作・傑作として相応しいネーミングです。以前はこの作品が、シューベルトの幻の交響曲「グムンデン=ガシュタイン交響曲」ではないかと言われていたほどで、シューマンもこの作品を交響曲のピアノ編曲版だと思っていたそうです。実際に名ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムがこの曲をオーケストレーションした「グラン・デュオ(交響曲 ハ長調) D.812」は、たびたび演奏される機会がありますが、録音自体はやはり珍しいといわざるを得ません。
スリム・ボックスなので、メール便(ヤマト運輸)でも発送可能です。

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