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アダン/バレエ「ジゼル」(全曲,2CD)

リチャード・ボニング(指揮)/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団   録音:1967年10月(ステレオ)

アダン/バレエ「ジゼル」(全曲,2CD)

価格:

1,884円 (税込)

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DECCA【オーストラリア輸入盤】

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指揮のリチャード・ボニングは最近は活躍をあまり耳にしませんが、以前は知られざるバレエ音楽やオペラを次々に発掘して演奏することで有名だった指揮者。ソプラノ歌手のサザーランドと結婚し、ともにコンサートやレコーディングで活躍しました。バレエ音楽の研究家でもあるため、他人が取り上げない珍しい作品を演奏して、バレエやオペラのマニアたちを喜ばせる面白い仕事をしています。そのボニングが1970年代から80年年代に掛けて、DECCAに残したアルバムの数々は、珍しい作品ばかりでなく、バレエの定番であるチャイコフスキーの3大バレエやドリーブの「コッペリア」などもあり、30年以上経ったいまでも評価の高いものが多いのは驚異的です。
この「ジゼル」のアルバムは、ボニングの最初期の名盤の1つで、バレエの研究家として名高いボニングが、従来散逸の多かった部分をパリ・オペラ座図書館に保存されていたオリジナル・スコアを基に復元した貴重な録音です。アダンはベルリオーズやショパン、ワーグナーなどと同時代に、オペラとバレエの分野で活躍したフランスの作曲家で、「ジゼル」は1841年に初演されて大成功を収めた彼の出世作。チャイコフスキーの3大バレエと並ぶほどよく上演されるロマンティック・バレエの傑作の1つですが、今日までに何種類もの音楽上の版が存在しており、このボニングの演奏は最もアダンの原曲に近いものといわれています。しかも、この演奏自体、どの曲もファンタジーにあふれ、まさに舞台の情景が思い浮かぶほど表現が巧みでイキイキしています。オーケストラは技術的にさほど巧いわけではありませんが、聴いていてこれほど雄弁で面白い「ジゼル」というのもそうあるものではありません。絶妙なテンポはいまなおスタンダードと呼ばれる所以となっています。1967年というちょっと古い録音ですが、当時最高の録音を誇ったDEECAレーベルだけあって、同時期の他のレーベルとは比較にならないほど鮮やかな録音です。オススメです。

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