1. フーゴー・ディストラー(1908-1942)／序詞（Vorspruch）
2. シューマン(1810-1856)／５つの歌 Op.55より第２曲「歯の痛み」
3. シューベルト(1797-1828)／魔王 Op.1
4. レーガー(1873-1916)／王子と王女がおりました
5. メンデルスゾーン(1809-1847)／３つの民謡より第３曲「舟旅」
6. ブラームス(1833-1897)／３つの四重唱曲 Op.64より第１曲「故郷に」
7. メンデルスゾーン／６つの歌 Op.59より「森への別れ」
8. シューマン／流浪の民 Op.29-3
9-12. フレド・ユング(1949-)／歌による四季 Op.41/a-d
13-14. ブラームス／夜警「静かな胸の音」Op.104-1、夜警「お前は眠っているか」Op.104-2
15. フーゴー・ディストラー／炎の騎手(Der Feuerreiter)
16. アンドレ・アスリエル(1922-)／狐とコウノトリ
17. フレド・ユング／鳥の結婚式 Op.40-a
18. ルートヴィヒ・ベーメ(1979-)／麗しき月よ、其方はかくも静か(Guter Mond, du gehst so stille)
カルムス・アンサンブル 録音：2003年1月
QUERSTAND【ドイツ輸入盤】
中世ルネサンス、バロックを得意するドイツの声楽アンサンブル、カルムス・アンサンブル。1999年にトーマス教会少年聖歌隊出身者による五重唱団として発足しましたが、古今の宗教・世俗作品だけでなく、ジャズ、ロックやポピュラー曲までそのレパートリーを拡大しています。このアルバムは、メンデルスゾーンやシューマン、シューベルト、ブラームス、レーガーといったドイツ・ロマン派の大家たちの有名な作品を中心としたアルバムで、馴染み深い曲が多く、カルムス・アンサンブルを初めて聴かれる方にはぜひお試しいただきたい内容です。シューベルトの「魔王」などはピアノ伴奏までもアカペラで歌っており、とても巧妙で楽しい演奏です。ちょっと珍しいフーゴー・ディストラーは、ナチスによって「頽廃音楽」の烙印を押され、わずか34歳にして自殺をしてしまった作曲家。ディストラーの「序詞」や「炎の騎手」はモダンで非常にかっこいい音楽です。
また、現代独の合唱曲もたいへん親しみやすいものばかりで、このカルムスのためにアレンジされた「歌による四季」はヴィヴァルディからの引用をたくさん含んだ面白い合唱曲。同じフレド・ユングの「鳥の結婚式」は結婚式にちなんだ作品を巧みに組み
