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「バッハ・ファミリーのチェロ協奏曲」~J・S・バッハ、C・P・E・バッハ、J・C・バッハ

1-3. J・S・バッハ(1685-1750)/チェロ協奏曲 ト長調 BWV592
4-6. C・P・E・バッハ(1714-1788)/チェロ協奏曲第2番 変ロ長調 Wq171
7-9. J・C・バッハ(1735-1782)/チェロ協奏曲 ハ短調
10. J・S・バッハ/G線上のアリア(チェロと管弦楽のための版)


イジー・ホシェク(チェロ)、イジー・マラット(指揮)/ブルゼニ放送交響楽団

録音:2008年

「バッハ・ファミリーのチェロ協奏曲」~J・S・バッハ、C・P・E・バッハ、J・C・バッハ

価格:

1,987円 (税込)

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MUSIC VARS【チェコ輸入盤】

大バッハと呼ばれるヨハン・セバスチャン・バッハとその息子たちのチェロ協奏曲を集めた興味深いアルバム。大バッハは、先妻マリーア・バルバラとの間に7人、後妻のアンナ・マグダレーナとの間に13人の子供を設けるという子だくさんでしたが、そのうち無事成人したのは10人ほどでした。いずれもバッハ一家らしく、優れた音楽教育を受けて音楽家としての才能を発揮し、長男ヴィルヘルム・フリーデマン(1710-1784)や次男カール・フィリップ・エマヌエル(1714-1788)、末子ヨハン・クリスティアン(1735-1782)などが有名です。中でも次男のJ・P・E・バッハはフリードリヒ大王に仕え、作曲家としても大いに尊敬を集めた偉大な音楽家となりました。テレマンの様式を受け継ぎ、バロック音楽から古典派への過渡期を担い、後にハイドンやベートーヴェンに多大な影響を与えました。末子のJ・C・バッハは、イギリスで大活躍し、「ロンドンのバッハ」とも呼ばれました。彼はオペラの分野でも成功を収め、モーツァルトとも親しく交わったことでも知られています。
J・S・バッハの「チェロ協奏曲」は、一般的にはオルガン独奏のための「オルガン協奏曲第1番」として知られているものですが、この曲自体バッハが仕えたザクセン=ヴァイマール領主エルンスト公の息子ヨハン・エルンスト2世のヴァィオリン協奏曲を編曲したものです。変化に富んだリズムや明るい旋律などを特色としており、快い魅力を湛えたヴィヴァルディ風の作品になっています。C・P・E・バッハの「チェロ協奏曲第2番」は、彼の3つ優れたチェロ協奏曲の1つで、感情や情緒の直接的な表出を目指したことが分かる親しみやすい作品です。特に第2楽章はアンニュイな表情でたっぷりとメロディーが歌われ、疾風怒涛の第1,3楽章は華麗な独奏チェロが大活躍します。なお、J・C・バッハの「チェロ協奏曲」は、H・カサドゥシュによる偽作といわれているものですが、それでも甘いメロディーに満ちたとても魅力的な作品であることは確か。特にこのホシェクの野太い音色で朗々と歌う様は、男のロマンそのもので痺れるほど格好いいものです。
演奏しているイジー・ホシェクは1955年に生まれ、プラハ、ハンガリー、フランスで学んで1980年プラハの春チェロ・コンクールで優勝した逸材。1996年にはチェコ放送交響楽団の主席チェロ奏者となり、近代・現代の作品のほか、クラフト父子とポッパーの作品を次々と録音しています。

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