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ベートーヴェン、フォーレ/クラリネット三重奏曲、ベルク/4つの小品

1-3. フォーレ/クラリネット三重奏曲 ニ短調 Op.120
4-7. ベルク/クラリネットとピアノのための4つの小品
8-13. ベートーヴェン/クラリネット三重奏曲 変ホ長調 Op.38


エドゥアルド・ブルンナー(クラリネット)、ボリス・ペルガメンシコフ(チェロ)
ヴァシリー・ロバノフ(ピアノ)   録音:2003年

ベートーヴェン、フォーレ/クラリネット三重奏曲、ベルク/4つの小品

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2,343円 (税込)

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ベートーヴェンのクラリネット三重奏といえば、「ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11」としても知られる「街の歌」を思い浮かべる方がほとんどでしょう。「街の歌」は、ヴァイオリンの変わりにクラリネットを用いてもよいという編成なので、クラリネットにとっては重要なレパートリーになっています。しかし、このディスクに収められているのはもっと珍しい作品で、原曲は「七重奏曲 Op.20」。ベートーヴェンがのちに「ピアノ三重奏曲 Op.38」へ編曲し直したものが、「街の歌」のようにヴァイオリンをクラリネットに編成を変えても良いと指定されているので、このようなアンサンブルが成立しています。原曲の「七重奏曲」はちょっと地味に思われているかも知れませんが、元来とても美しい作品なので、編成がどう変わろうとベートーヴェンの素晴らしさがしっかり味わえます。
一方、フォーレの「クラリネット三重奏曲」はもはや珍品といえるでしょう。原曲はフォーレの最晩年の傑作「ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120」で、これがにヴァイオリンをクラリネットに変えても良いという指定がある(フォーレが奥さんに宛てた手紙に書いてあるらしい)とのことで、実際にクラリネット・トリオの形で演奏してみたというブルンナーらしい取り組みです。ピアノ三重奏曲はやや渋いながら、フォーレの精髄ともいえる玄妙な音楽ですが、クラリネット三重奏になると活気が出てきて雰囲気はかなり違ってきます。もっともブルンナーをはじめ、チェロやピアノもドイツ的でゴツゴツした演奏であることは確か。
ベルクの「クラリネットとピアノのための4つの小品」は間違いなくオリジナル。とはいってもなかなか耳にできない貴重な演奏です。ごく短い4つの小品は、トータルでも7分ほど。音の少なさとそれに伴う妙な緊張感は、いかにもベルクらしいところです。いずれの曲もブルンナーならではのひねりの効いた選曲で、聴き手の知的好奇心を駆り立てるユニークなアルバムです。エドゥアルド・ブルンナーは、スイスで生まれのドイツ系クラリネット奏者。ドイツの名門バイエルン放送交響楽団で30年間にわたり首席クラリネット奏者として活躍した名手です。

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