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ダンツィ/木管楽器のための3つの協奏交響曲

フランツ・ダンツィ(1763-1826):
1-3. フルート、クラリネットと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ長調 Op.41(*)
4-6. フルート,オーボエ,ホルン,ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調(+)
7-10. クラリネット、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ長調 Op.47(#)


ネヴィル・マリナー(指揮)/カダケス管弦楽団
ハイメ・マルティン(フルート(*/+))、ジュアン・エンリク・リュナ(クラリネット(*/#))
J・M・ゴンサレス・モンテアグド(オーボエ(+))、ダビド・トマス(ファゴット(+/#))
マルティン・オーウェン(ホルン(+))

録音:2007年3月(*)、2008年3月(+)、サラゴサ(スペイン)、アウディトリオ(*/+)
    2008年11月、サンタンデル(スペイン)、パラシオ・デ・フェスティバレス・デ・カンタブリア(#)

ダンツィ/木管楽器のための3つの協奏交響曲

価格:

2,138円 (税込)

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TRITO【スペイン輸入盤】

フランツ・ダンツィ(1763-1826)は、ベートーヴェンの同時代のドイツのマンハイム楽派の作曲家で、宮廷オーケストラでは意外にもチェリストとして在籍していました。そのオーケストラは、かのモーツァルトが驚いたといわれるほど管楽器奏者が上手かったらしく、ダンツィが管楽作品を多く書いた一因となっています。ダンツィといえば管楽五重奏曲が有名ですが、パリでライヒャがこんなものを作ったらしいと言う事を聞いて書き始めたと言われ、ライヒャとダンツィ双方の作品とも古典派の木管五重奏の至宝となっています。
このアルバムは、ダンツィお得意の木管楽器書法を駆使した協奏作品集で、あまり聞く機会のない珍しい録音です。協奏交響曲とは18世紀に流行した形式で、複数の独奏楽器を持っているのが特徴です。バロック期の合奏協奏曲に倣っており、後の時代のヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲といったソロ楽器の協奏曲との中間的な存在といえるでしょう。カール・シュターミツなどのマンハイム楽派の作曲家によって多く書かれ、ハイドンやモーツァルトもこの形式を用いて優れた作品を残しています。ソロ楽器を華麗な名技巧をフィーチャーした後世の協奏曲と違い、あくまで協奏的なシンフォニーであり、ソロ楽器はオーケストラと対等もしくはその一部として活躍するに過ぎません。特にこのダンツィの3曲は、ソロ楽器とオーケストラの一体感が強く、知らずに聞けばモーツァルトの交響曲を聞いているかのような錯覚に陥ります。古典的な造形ながらロマン派に近い豊かな旋律はとても美しく、ゆったり寛がせてくれる気持ちいい音楽です。マリナーによる演奏もバランスや響きのブレンドが極めて良好で、スペインの名手たちによるソリスト陣も実に巧く、センスのいい優雅な演奏です。薄型デジパック・ケースです。

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