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「夜」~シャリーノ/夜想曲集、ラヴェル/夜のガスパール

サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
1~2.2つの夜想曲(1998);第1番,第2番
3.夜想曲第3番(1998)
4.夜想曲第4番(1998)
5~6.無慈悲な夜想曲(2001);第1番,第2番
7.夜に(1971)
8~10.ラヴェル(1875-1937)/夜のガスパール(1908)


チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)   録音:2008年3月5-7日

「夜」~シャリーノ/夜想曲集、ラヴェル/夜のガスパール

価格:

2,190円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)はイタリアのシチリア島パレルモで生まれ、ほとんど独学で作曲を学びました。1978-80年ボローニャ市立劇場の芸術監督を務め、1974-96年ミラノ、ペルージャ、フィレンツェの音楽院で教えるなど次第に活躍の場を広げています。最近ではその作品が相次いでレコーディングされ、その独創的な響きとユニークな技法を持った音楽が高い評価を受けています。このアルバムは、器楽曲が多いシャリーノにしては珍しいピアノ作品を集めたもので、ラヴェルの作品に触発されてシャリーノが書いた夜想曲(ノットゥルノ)・シリーズを収録しています。特異な奏法による新たな音響を次々に生み出すシャリーノの実験的な試みは、ここでも健在と言えそうですが、さすがにピアノ・ソロだけに技法や革新性よりも「夜想曲」らしい静謐なムードが支配的。暗闇の中で蠢くような音の動きは何とも不気味で、強い緊張感をたたえているのはシャリーノらしいところです。「無慈悲な夜想曲」は、鍵盤をたたきつけるような強烈な高音のアタックを多用し、タイトル通りの「無慈悲」なほど聞き手に刺激を与えるピアノ作品です。「夜に」は、まさにラヴェルの影響が非常に色濃く、「夜のガスパール」の「スカルボ」をはじめラヴェル作品のメロディーやリズムがパラフレーズのように次々と現れる面白い作品です。
演奏しているチーロ・ロンゴバルディは現代音楽を得意としているイタリアの中堅ピアニスト。その優れた腕前は、ラヴェルの名曲「夜のガスパール」の細かい音の動きが鮮やかに伝わる響きのバランス感覚の見事さからも明らかです。シャリーノの作品を聞いた後に、この「夜のガスパール」を聴くと、改めてその革新性が鮮烈に感じられます。薄型デジパック・ケースです。

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