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シェルシ/コレクション Vol.3

ジャチント・シェルシ(1905-1988):
1-4. Aion
(ブラフマの一日の4つのエピソード;6人の打楽器奏者、ティンパニと管弦楽のための;1960)
5. Hymnos(オルガンと2つの管弦楽のための;1963)
6-9. 管弦楽のための4つの小品(単音による;1959)
10. Ballata(チェロと管弦楽のための;1945)

ティート・チェッケリーニ(指揮)/RAI国立交響楽団
ナッカラ打楽器サンサンブル(1-4)、フランチェスコ・ディロン(10,チェロ)

録音:2006年

シェルシ/コレクション Vol.3

価格:

2,138円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

ジャチント・シェルシ(1905-1988)はイタリアでは最初に12音技法を用いた作曲家です。しかし、精神病の闘いのうち、次第に音列を用いた作曲法から離れ、一つの音から派生する複数の倍音を分析し、それらを元に一つの音を微細に変化させていく音色重視の作曲法を行うようになりました。その音楽は、四分音を多用した不思議な響きで、神秘的な色合いを備えており、他の作曲家にはない独自の美しさを持っています。シェルシは貴族の流れをくむ裕福な家庭に生まれ、生活のために作曲をする必要がなく、公衆にさらされることを嫌ったことから、これまでほとんど知られていなかったのですが、80年代後半から少しずつ演奏されるようになり、録音も増えつつあります。一度シェルシを聴くと彼の独特の世界にハマってしまう人もけっこう多いようです。
当アルバムはシェルシ50歳代の壮年期のオーケストラ作品をメインとしており、非常に面白く、聴き応えがある作品ばかり。特に「ブラフマの一日の4つのエピソード」というサブタイトルをもつ「Aion」は、後期ロマン派風の和声と管弦楽法を随所に散りばめた意欲作で、やたら格好いい音楽です。「4つの小品」は、複雑で難解ながらもシェルシ独特の不思議で魅力的な響きが新鮮で、聴き手の集中力と興味を惹きつけてやみません。事実上のチェロ協奏曲である「Ballata」では、現代音楽を得意とするフランチェスコ・ディロンの雄弁なチェロが素晴らしく、改めてシェルシの音楽の魅力を知らしめています。また、何といってもイタリアの若手指揮者ティート・チェッケリーニの演奏自体が優れており、シェルシ・ファン必聴のアルバムといえるでしょう。

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