ブルーノ・カニーノ(ピアノ) 録音:1999年7月2-3日、モンテベルーナ
STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】
ブルーノ・カニーノ(1935-)は、イタリアのナポリ生まれのピアニスト。ミラノのヴェルディ音楽院にてピアノと作曲を学び、1956年のブゾーニ国際ピアノコンクールなど数々の国際コンクールに入賞しました。ソリストとして世界の一流オーストラと共演をする一方、カニーノは室内楽の分野でも幅広く活動し、ピアノ・デュオやミラノ三重奏団のメンバーとしても知られています。また、アッカルドやパールマン、ムローヴァなどのヴァイオリニストやニコレやガッゼローニなどのフルーティスト等の伴奏を務めるほど信頼も厚いピアニストです。ヴェルディ音楽院やベルン音楽院でピアノ教授を務め、後進の指導にあたるかたわら、国際コンクールの審査員や世界各地の国際音楽祭にも招聘されるなど広く活躍しています。
カニーノはかつてはレコーディングも活発に行っていましたが、入手可能なソロのアルバムは意外なほど少なく、近年は数えるほどしかリリースされていません。しかし、その中でもドビュッシーのピアノ作品集(特にこの前奏曲集)は大絶賛を浴びました。技術を感じさせないほど自然な語り口で、ゆったりスケールの大きさを感じさせるところは、まさにベテランの味わい。それでいてダイナミクスの幅は広く、柔らかなタッチと多彩な響きを駆使してドビュッシーの音楽を雄弁に語っています。オススメです。