1-4. サン=サーンス/交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
録音:1998年9月3日、ストックホルム、グスタフ・ヴァーサ教会(ライヴ)
5-11. ルーセンベリ(1892-1985)/「街のオルフェウス」組曲
録音:1983年1月14日、ストックホルム、ベルワルドホール(ライヴ)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)/スウェーデン放送交響楽団
ヴァンサン・ワルニエ(1-4,オルガン)
WEITBLICK【ドイツ輸入盤】
WEITBLICKレーベルから続々リリースされているスヴェトラーノフ&スウェーデン放送響のライヴ・シリーズに、驚異的な名演が登場。何とスヴェトラーノフのサン=サーンスの「オルガン付き」です。巨匠はロシア国立響と1982年にスタジオ録音を遺しておりますが、こちらも堂々40分を超える長演です。日頃演奏会ほ行っているベルワルド・ホールではなく、立派なオルガンを備えたグスタフ・ヴァーサ教会でのコンサートなので、存分に残響を生かした気の遠くなるようなスケールで迫ります。中間部のゆったりとした歌は完熟しきった果物のような芳香を放ち、クライマックスのオーケストラの分厚い響きは迫力満点です。
カップリングはスウェーデンの作曲家ルーセンベリ(1892-1985)の小粋なバレエ組曲「街のオルフェウス」も出色の作品と演奏です。ランス音楽を思わせる繊細かつ色彩的な音楽で、ユーモアやエキゾチックな味わいもある面白い作品。劇場の人スヴェトラーノフのセンス溢れる雰囲気抜群の名演です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。