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ブラームス/交響曲第4番、モーツァルト/フルート協奏曲第2番

1-4. ブラームス/交響曲第4番 ホ短調 Op.98
5-7. モーツァルト/フルート協奏曲第2番 ニ長調 KV.314


アルヴィド・ヤンソンス(指揮)/シュターツカペレ・ドレスデン、オーレル・ニコレ(フルート)

録音:1984年10月7日、東ベルリン・シャウシュピール・ハウス(現コンツェルトハウス)、
    1971年5月28日、ドレスデン・クルトゥア・パラスト(どちらもステレオ録音、ライヴ)

ブラームス/交響曲第4番、モーツァルト/フルート協奏曲第2番

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2,138円 (税込)

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今をときめく指揮者マリス・ヤンソンスの偉大なる父アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)。レニングラード・フィルの黄金時代の指揮者を務め、我が国には手兵などと度々来日するのみならず、東京交響楽団にも名誉指揮者として客演を繰り返しました。実際にはレパートリーは非常に広く、優秀なオーケストラ・トレーナーとしても知られ、東京交響楽団初客演時には、「鉛を金に変えた」とまで絶賛されました。マリスがインターナショナル的な音楽を志向しているのと対照的に、アルヴィドは19世紀にルーツをもつ巨匠らしく、その個性的で重厚な表現は圧倒的。レコードが極端に少ない故に、没後20年少々なのに巨匠の名が忘れられかけているのは残念です。
そのアルヴィド・ヤンソンスのブラームスの第4番は、亡くなる一ヶ月前の演奏となる東ベルリン芸術週間でのライヴ録音。この演奏を聴くと、アルヴィドはムラヴィンスキーとは正反対ともいえる音楽性の持ち主であり、情熱的にテンポを動かし、楽曲の悲劇性を強調・重要視した指揮者であったことが判ります。アルヴィドはドイツのロマン主義的な名指揮者に近い存在と言って過言ではありません。冒頭の美しさは如何にもシュターツカペレ・ドレスデンであり、第2楽章のホルンの妙技も身震いするほどです。ゾンダーマン、ペーター・ダムといった黄金時代を担った名手たちを名匠が厳しく手綱を締めて統率している様子がハッキリと伝わります。
カップリングは豪華ソリスト、オーレル・ニコレをソロに迎えたモーツァルトのフルート協奏曲第2番。ニコレのライヴは極めて珍しく、アルヴィドのバッキング能力の高さも特筆ものです。予想以上の薫り高い名演で、ニコレ・ファンやフルート・ファンにもオススメできます。東ドイツに定期的(ほぼ毎年)に客演していたアルヴィド・ヤンソンスですが、至宝とも言われたシュターツカペレ・ドレスデンとの共演がステレオ録音で遺されていたことは極めて幸運といえるでしょう。

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