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ベートーヴェン/交響曲第7番、ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第2番

1~4.ベートーヴェン/交響曲第7番   録音:1969年9月16-20日、ドレスデン・ルカ教会(スタジオ録音)
5~7.ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第2番   録音:1969年10月10日、クルトウア・パラスト(モノ、ライヴ)

ヘルベルト・ケーゲル(指揮)/シュターツカペレ・ドレスデン、ヴィクトル・トレチャコフ(ヴァイオリン)

ベートーヴェン/交響曲第7番、ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第2番

価格:

2,138円 (税込)

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WEITBLICK【ドイツ輸入盤】

ケーゲルはドレスデンと縁が深かったものの、シュターツカペレ・ドレスデンに登場する機会はオペラ指揮も含めて奇妙なほど少なく、録音もほとんど存在しません。この録音が行われた1969年は、東ドイツ建国20周年を記念して文化宮殿(クルトウア・パラスト)が完成されるなど数々の記念公演が行われ、当盤でも出来立ての文化宮殿(クルトウア・パラスト)でのライヴが聴くことができるという訳です。ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデンによる「フィデリオ」全曲録音もこういう事情を前提とした企画でした。さらに、この年は伝説的ホルン奏者、ペーター・ダムが入団。シュターツカペレ・ドレスデンの全盛期とも言える充実した時代といえるでしょう。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」は、ケーゲルにとって二種目の録音の登場ですが、優秀なオーケストラの美しい音色を生かしながらも厳しい統率はさすがの一言。シュターツカペレ・ドレスデンらしいガッチリした響きに加え、キレの良いリズムと煽り立てるようなテンポで、マッチョで刺激的な演奏をしています。特に第4楽章の圧倒的なテンションの高さは興奮ものです。スタジオ録音の会場として選ばれたドレスデン・ルカ教会は、数々のETERNA録音で知られる名ホールとし名高いところで、残響が多いのが特徴です。
ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第2番」は、好評を博したケーゲルによる交響曲選集を補完する重要な演奏で、現在も現役バリバリのヴィクトル・トレチャコフ(チャイコフスキー・コンクール優勝の3年後)が技の冴えを見せます。ケーゲルもオケからダークな渋い響きを引き出しつつも、明晰な音楽作りによって緊張感に満ちた演奏をしています。3楽章はトレチャコフもケーゲルも大いに盛り上がって、メラメラと青白い炎が立つような白熱の演奏ぶりです。ショスタコーヴィチの方はモノラル録音ながら聴きやすいもので、ステレオ録音のベートーヴェンの第7番はこの時代にしては良好な音質です。

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