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ベルリオーズ/幻想交響曲、序曲「ローマの謝肉祭」

アンドレ・ヴァンデルノート/ベルギー・フランス語放送交響楽団

録音:1990年(幻想交響曲)、1989年(ローマの謝肉祭)

ベルリオーズ/幻想交響曲、序曲「ローマの謝肉祭」

価格:

2,016円 (税込)

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アンドレ・ヴァンデルノート(1927-1994)は、ベルギーのブリュッセル生まれの指揮者で、1951年のブサンゾン指揮者コンクールに優勝し、以後華々しい活躍を続け、当時は新世代の指揮者のホープとして大きな期待を集めました。EMIを中心にたくさんの録音があり、とりわけモーツァルトの演奏では今でもベストの声が高い名演奏を残しています。また、協奏曲の伴奏指揮者として多くのソリストから信頼を集めていたために、やたら協奏曲の録音が多いのも特徴です。しかし、60年代後半から、自らメジャー指揮者の道を断って、ベルギーを中心にコンサート活動に専念したため、録音が絶えてしまい、その消息も定かでない状態になってしまいました。しかし、94年に彼の訃報を聞いて、「ああ、まだ活動していたのだな」と驚いていたら、99年にこのCDが突然このヴァイトヴリックという新興レーベルからリリースされて、ますますビックリ!ヴァンデルノートは元々フルート吹きらしく、彼のサウンドはやたら木管楽器(特にフルート)を強調する傾向があって、かなり個性的なものです。それが特にツボにはまっていたのがモーツァルトでしたが、その他にもいろいろ聴きたいと思っても、CDは全くといっていいほどリリースされてこなかったので、知りようがありませんでした。
このベルリオーズは、管楽器が大活躍する曲なので、木管楽器の鬼ヴァンデルノートにはまさにうってつけの曲目。オケの力不足なのか、弦楽器の響きがやや薄いですが、そのために管楽器の音色がクローズアップされたようで、瑞々しいユニークなサウンドになっています。アインザッツはかなり不揃いですが、前半の3つの楽章はやたら美しいサウンドで、これほど軽さと華やかさを持つ「幻想交響曲」は他にちょっと見あたりません。そういう意味で「幻想」といえば、第4,5楽章ばかりを大音量で聴いてグロテスクさを味わいたいという人には向かない演奏です。ミュンシュの対極とも言える演奏なので、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、とても楽しめる演奏です。

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