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バリエール、ボッケリーニ、ビダル、ポッパー/2つのチェロのための音楽

ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):
  チェロ・ソナタ集第1巻 から 第1番ロ短調
  チェロ・ソナタ集第4巻 から 第4番ト長調
ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805):チェロ・ソナタ第6番ハ長調
パブロ・ビダル(?-1808):「チェロの技法と訓練」から 練習曲第26番、第27番
ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):組曲 Op.16


テンポ・ディ・バッソ
 アルド・マタ、エドゥアルド・コンサレス(チェロ)

録音:2013年6月、セゴビア専門音楽院コンサートホール

バリエール、ボッケリーニ、ビダル、ポッパー/2つのチェロのための音楽

価格:

2,500円 (税込)

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TANIDOS【スペイン輸入盤】

「チェロ楽派のパイオニアたち」と名付けられた意欲的なプログラムのアルバム。ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747)は、1707年にフランスのボルドーの貧しい家庭生まれの作曲家で、ヴィオラ・ダ・ガンバからチェロに転向したヴィルトゥオーゾです。24才でパリに出てルイ15世から特権を与えられ、数多くのチェロ曲を作曲し、イタリアへも遊学して作風の幅を広げました。リュリの没後、イタリア趣味が流行し始めた時代に生きたものの、作曲活動の絶頂期に40才で昇天しました。バロック後期の偉大なチェリストにして作曲家その作風にはイタリアからの影響も垣間見え、優雅な旋律の中に技巧的な要素が多く散りばめられています。
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)は、イタリア出身の作曲家で、自身は優れたチェロ奏者でもありました。ウィーンやパリなどヨーロッパ中で演奏活動を行って大成功を収め、後半生はスペインの宮廷で活躍しました。ボッケリーニはチェロ作品や弦楽五重奏曲を中心にたくさんの作品を残しており、同時代に活躍したハイドンやモーツァルトとは一風異なる自由闊達で即興的な音楽は、ある意味ロマン派の先駆とも考えられます。長らく「ボッケリーニのメヌエット」でもっぱら知られているのみでしだか、近年はボッケリーニの情緒たっぷりの美しい音楽の再評価が進み、このユニークな多作家の音楽の演奏機会も格段に増えつつあります。
ダヴィッド・ポッパー(1843‐1913)はチェコ生まれの名チェリストで、プラハ音楽院で学んだ後、ウィーン宮廷歌劇場管弦楽団の首席奏者、ヘルメスベルガー四重奏団やフバイ四重奏団のメンバーなどを務め、1896年からはブダペスト音楽院の教授となりました。また、優れた作曲家でもあり、4つのチェロ協奏曲をはじめ多くのチェロ作品を作曲したほか、教則本なども書いているため、現在もチェロに詳しい方にはよく知られている存在です。かなりマイナーであるものの、パブロ・ビダル(-1807)も、スペインにおけるチェロ作品の始祖的存在とのこと。チェロ・ファンにおすすめです。

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