フランツ・シューベルト（1797-1828）：
1-3. ヴァイオリンとギターのためのソナタ ニ長調 D.384（マッツ・ベリストレム編）
（原曲：ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第１番）
4-6. アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821（マッツ・ベリストレム編）
7. フルート（またはヴァイオリン）とギターのための36のオリジナル舞曲 D.36（アントン・ディアベッリ編）
（原曲：ピアノのための36のオリジナル舞曲 D.365 から）
8-11. ギター四重奏曲 D.96（フルート、ギター、ヴィオラとチェロのための，シューベルト編）
（原曲：ヴェンツェスラウス・マティーカ（1773-1830）／フルート、ヴァイオリンとギターのための夜想曲）
マッツ・ベリストレム（ギター）
アンデシュ・ユーンヘル（7-11,フルート）、クリカン・ラーション（4-6,8-11,チェロ）
ニルス=エーリク・スパルフ（1-3,8-11,ヴァイオリン、ヴィオラ）
録音：ストックホルム、TeaterStudio Lederman、ライヴ
PROPRIUS【スウェーデン輸入盤】
名盤「カンターテ・ドミノ」をはじめ優秀録音で知られるPROPRIUSレーベルの新録音。1961年スウェーデン生まれのギター奏者のマッツ・ベリストレムは、1983年ロンドンのウィグモア・ホールでのデビュー・コンサート以来、ソリスト・アンサンブル奏者として活躍しています。北欧系のレーベルを中心にたくさんのアルバムをリリースしており、スウェーデンを代表するギター奏者のひとりとなっています。ベリストレム自身もいろんな作品を編曲しており、このアルバムはシューベルトの作品をギター用に見事にアレンジして自ら演奏しています。「ヴァイオリン・ソナタ（ソナチネ）第１番」と「アルペッジョーネ・ソナタ」は、名作として広く知られている楽曲ですが、ピアノ伴奏部分がギターに代わることでより柔らかく温かい響きを獲得しており、親密なアンサンブルが心地よい演奏になっています。また、ディアベッリ編曲の「36のオリジナル舞曲」やマティーカの作品をシューベルトが編曲した「ギター四重奏曲」は、録音が少ない珍しい作品です。ヴェンツェスラウス・マティーカ（1773-1830）はチェコに生まれ、オーストリアで活躍した作曲家兼ギター奏者で、「ギター四重奏曲」は、シューベルトがわが家で開催していたサロン・コンサートの編成に合わせチェロを加えて編曲したものです。
SACDハイブリッド仕様なので、通常のプレイヤーでもお楽しみいただけます。
