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ジョヴァンニ・プリウーリ(1575-1626)/サクロルム・コンチェントゥウム【SACD】

エッチェ・グレックス!   録音:2006年2月

ジョヴァンニ・プリウーリ(1575-1626)/サクロルム・コンチェントゥウム【SACD】

価格:

2,400円 (税込)

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ORF(オーストリア放送協会)【オーストリア輸入盤】

ジョヴァンニ・プリウーリ(1575-1626)は、ヴェネツィアの有力貴族の出身で、ジョヴァンニ・ガブリエリに学んだ作曲家。1600年から1605年までサン・マルコ寺院でガブリエリの助手を務め、1607年にはサン・マルコ寺院の副オルガニストに就任しました。1614年または1615年にヴェネツィアを去ってオーストリアのグラーツへ赴き、フェルディナント大公の宮廷の上級カペルマイスターとなりました。1619年にフェルディナント大公がフェルディナント2世として神聖ローマ皇帝に即位すると、彼に随行してウィーンで引き続き上級カペルマイスターの職を務めました。プリウーリの作品には宗教曲と世俗曲の両方があり、作風も保守的なスタイルと複合唱などの進歩的なスタイルがあります。特にプリウーリはドイツ語圏に複合唱をもたらした一人として知られ、彼のマドリガーレは、ポリフォニックなルネサンス音楽からコンチェルタートやモノディを用いたバロック音楽への移行を示しています。
プリウーリの宗教曲は17世紀のウィーンを代表する作品としてしばしば取り上げられていますが、プリウーリの単独のアルバムは非常に珍しく、バロック音楽ファンにはたいへん貴重な録音です。当アルバムで取り上げられている「サクロルム・コンチェントゥウム」はプリウーリの壮年期にあたるウィーン時代の作品で、65分にも及ぶ大作。壮麗なヴェネツィア楽派の複合唱のスタイルが顕著で、晴れ渡る青空のような金管(4つのトロンボーン群)の明るい響きはまさにガブリエリとそっくりです。ドイツやオーストリアの若き演奏家たちからなるピリオド・アンサンブル「エッチェ・グレックス!」による演奏も覇気に満ち、ルネサンス様式からバロック様式への推移を示す重要な作品を見事に再現しています。過渡期の初期バロック音楽をオーストリアに移植し、その後の音楽史の動向に決定打をもたらしたプリウーリの再評価の一端となることでしょう。SACDハイブリッド仕様なので、通常のプレイヤーでもお楽しみいただけます。

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