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シベリウス/ヴァイオリン協奏曲、交響詩「吟遊詩人」、交響詩「森の精」

ヤン・シベリウス(1865-1957):
1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
4. 交響詩「吟遊詩人」Op.64
5. 交響詩「森の精」Op.15


フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ヨーン・ストルゴー(指揮)/ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2008年11月19-20日(1-3)、2010年1月29日(4)、2010年3月18日(5)
    フィンランド、ヘルシンキ・フィンランディア・ホール

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲、交響詩「吟遊詩人」、交響詩「森の精」

価格:

2,291円 (税込)

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ONDINE【フィンランド輸入盤】

「ヴァイオリン協奏曲」は自らヴァイオリニストを志したシベリウスの初期の意欲作です。もちろん過去にも数多くの名演が存在し、今盤のソリスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンも1991年にヤンソンス指揮のフィルハーモニア管弦楽団とこの曲を録音しています。当時はドイツ期待の若手と評された彼にとっての17年ぶりのシベリウス。音色、表現とともに円熟した演奏が展開されています。「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように・・・」このヴァイオリン協奏曲を聴く時の楽しみの一つが、冒頭のヴァイオリンの独奏の部分でしょう。彼は、この部分を颯爽と力強く走り抜けます。第1楽章中間部のカデンツァもまた同じ。全く迷いがありません。第2楽章のクライマックスでの悠然とした美しさも心に残るでしょう。そして終楽章。一歩間違うと「炎の祭典」と化する音楽も、ツィンマーマンとストルゴーは品の良さを保ったまま曲を盛り上げていきます。旧盤では、幾分乾いた音色を出すヴァイオリニストとの印象があったのですが、当盤では音色の美しさにも嘆息するばかりです。特に深みのある低音は特筆ものです。
2008年秋からヘルシンキ・フィルハーモニー管の首席指揮者に着任したストルゴーは、このオーケストラとの関係を着々と深めているようです。ヴァイオリン協奏曲でもメリハリのある伴奏を聴かせ、2曲の交響詩でも緻密で申し分のない解釈を見せてくれています。下手な演奏だと地味で平板になってしまう「吟遊詩人」も「森の精」も、北欧のメルヘンを感じさせるムード満点の名演です。オススメです。

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