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ストラヴィンスキー/3楽章の交響曲、ロシア風スケルツォ、ダンス・コンチェルタント

イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
1~3.3楽章の交響曲(1945)
4.ロシア風スケルツォ(1944)
5~9.ダンス・コンチェルタント(1942)


アレクサンドル・ティトフ(指揮)/サンクト・ペテルブルク交響楽団   録音:2010年11月

ストラヴィンスキー/3楽章の交響曲、ロシア風スケルツォ、ダンス・コンチェルタント

価格:

1,987円 (税込)

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1914年の第1次世界大戦以降、ロシア出身の作曲家ストラヴィンスキーはパリに居を構え、さらに第2次世界大戦が始まった1939年にはナチスを嫌ってアメリカへ亡命しました。そのため、故国ロシアとはかなり縁遠くなってしまったストラヴィンスキーが、戦時中に書いた新古典主義時代の代表的な作品を集めたアルバム。「3楽章の交響曲」は戦時中のニュース映画を見て霊感を受けて作曲されたとされる新古典主義期最後を締めくくる作品です。ピアノやハープの協奏曲的な性格が色濃く、また複調やジャズの影響も聴き取れる傑作で、作曲家自身の指揮によりニューヨーク・フィルによって初演されました。「ロシア風スケルツォ」は、ロシアの祭りを描いたゴキゲンで精妙な小品。演奏される機会があまりない「ダンス・コンチェルタント」は、合奏協奏曲のような娯楽的な旋律と変拍子によるリズムが愉しく、新古典主義時代のストラヴィンスキーらしい知的でコミカルな音楽です。
第2次世界大戦中にロシアで作曲された音楽を紹介していこうという興味深い企画で好評を博している「戦時の音楽1941-1945」シリーズで、好評を博しているティトフ指揮サンクト・ペテルスブルク交響楽団の演奏も立派。中庸の表現でクセのない指揮をするティトフは、自己主張や個性的な演奏をするわけではないので、あまり注目されてはいないものの、スコアをありのままに丁寧に表現することにかけてはなかなかの腕前です。このストラヴィンスキー作品集では、スッキリと見通しのいい響きや弾力性のあるリズムなど洗練されたセンスが発揮されています。サンクト・ペテルスブルク交響楽団の個々の奏者のレベルも予想以上に高く、文字通りゴキゲンな演奏を繰り広げています。

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