セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
CD1:
1〜4.交響曲第1番 ニ短調 Op.13
5.交響詩「死の島」 Op.29
CD2:
1〜4.交響曲第2番 ホ短調 Op.27
5.交響詩「岩」 Op.7
CD3:
1〜3.交響曲第3番 イ短調 Op.44
4〜6.交響的舞曲 Op.45
CD4:
1〜4.詩曲「鐘」 Op.35
5.カンタータ「春」 Op.20
6〜8.3つのロシアの歌 Op.41
シャルル・デュトワ(指揮)/フィラデルフィア管弦楽団
アレクサンドリア・ペンダチャンスカ(ソプラノ)、カルディ・カルドフ(テノール)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)、フィラデルフィア芸術協会合唱団
録音:1991年11月(CD1)、1993年2月(CD2)、1990年11月(CD3)、1992年1月(CD4)、フィラデルフィア・メモリアル・ホール
原盤:DECCA
NEWTON【オランダ輸入盤】
ラフマニノフは生涯に3曲(音楽院在学中に書いた1楽章のみの断片は含まず)の交響曲を書いています。現在では、どの曲も演奏会のレパートリーとして人気がありますが、最近まではなかなか演奏されることもなかったようです。そもそも第1 番は初演が大失敗。これで自信を失ったラフマニノフが3年ほど何も書けなくなってしまった事は良く知られています。今では、高い人気を誇る第2番も、当初は「長すぎる」ということでカットされるのが当たり前。1940〜50年代は短縮版を使うのが慣例とされており、今のように全曲演奏されるようになったのは1970年代になってからでした。交響曲第3番はラフマニノフ本人も気に入っていて、この曲の初演権を巡ってストコフスキーとオーマンディが争ったほど。「甘いメロディ」が若干少なめなせいか、第2番ほどの人気はないようですが、同時期に書かれた「交響的舞曲」との関連性や、豊かな音響など興味深い点が多く、聴きどころもたっぷりなのです。
このデュトワの4枚組のアルバムは、これらが全て聴ける上に、交響詩から声楽作品集まで盛りだくさんの内容となっています。ロシア的な濃厚なロマンティシズムも充分ながら、色彩鮮やかなサウンドとサラリと美しく歌い上げた洗練された演奏ぶりはいかにもデュトワらしいところ。フィラデルフィア管のゴージャスな響きも決して喧しくならず、きちんとコントロールの効いたバランスの良い上品なラフマニノフに仕上がっています。
NEWTONレーベルは、DECCAやPHILIPSの歴史的名演を復刻するべく立ち上げられた新しいレーベルです。送料はメール便の場合200円です。