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ペンデレツキ/フォノグラミ、パルティータ、ホルン協奏曲、ほか

クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):

1. フルートと室内オーケストラのための「フォノグラミ」
(1961)
  ウルズラ・ヤニク(フルート)  録音:2008年9月10日

2. オーケストラのための「ヤコブ目覚め」(1974)  録音: 2008年8月28日

3. 弦楽オーケストラと打楽器のための「アナクラシス」(1960)  録音:2008年8月29日

4. オーケストラのための「デ・ナトゥラ・ソノリス第1番」(1966)  録音:2008年9月8日

5. ハープシコード、エレキ・ギター、ベース・ギター、ハープ、コントラバスとオーケストラのための「パルティータ」(1971/1991改編)
  エルジュビェタ・ステファンスカ(ハープシコード)、ミハル・ピンダキエヴィツ(エレキ・ギター)
  コンラッド・クビッキ(ベース・ギター)、バルバラ・ヴィトコウスカ(ハープ)
  イェルジ・チェムブルジンスキ(コントラバス)  録音:2009年9月7日

6. ホルン協奏曲「冬の旅」(2008/2009改編)
  ジェニファー・モントン(ホルン)  録音:2010年6月14.15日

アントニ・ヴィト(指揮)/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

ペンデレツキ/フォノグラミ、パルティータ、ホルン協奏曲、ほか

価格:

1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

2008年にペンデレツキ自身の指揮によって日本初演が行われた「ホルン協奏曲」(独奏は名手ヴラトコヴィチ)は、その幾分懐古的な音使いと、ホルンの超絶技巧があいまって、すぐさま人気作品となりました。瞬く間にCDリリースも行われ、多くの人たちが「現代におけるペンデレツキの存在価値」について思いを馳せるきっかけとなりました。この「ホルン協奏曲」は、初演時から幾分の改編を経て、2010年に録音されたもの。演奏しているジェニファー・モントンは、アメリカの若き女性ホルン奏者。ジュリアード音楽院を卒業後、ダラス交響楽団の副首席、セントルイス交響楽団の首席を経て、2006年からフィラデルフィア管弦楽団の首席ホルンを務めるようになった名手だけあって、その恐るべき技巧と音楽性を発揮しています。
他の5つの作品は、1960年代の“尖ったペンデレツキ”の時代の作品を中心に選曲しており、いかにも過激で難解な現代音楽です。ペンデレツキは20代の頃から「前衛の旗手」として、「広島の犠牲者に捧げる哀歌」などトーンクラスターや特殊奏法を駆使した前衛的な表現を使った音楽で有名になりました。「パルティータ」は、チェンバロ、エレキ・ギター、ベース・ギター、ハープ、コントラバスとオーケストラという不思議な編成の作品で、前衛時代の1971年に作曲されただけに異様な音響が全編を覆っています。バロックの象徴たるチェンバロと現代の象徴たるエレキ・ギターを同時に演奏することで、音楽的な激しい葛藤が生じており、尖ったペンデレツキならではの面白い現代音楽です。「フォノグラミ」や「ヤコブの目覚め」も鮮烈で勢いがあって、今なお新鮮!ポーランドのベテラン指揮者アントニ・ヴィトによる演奏も安定感があり、ペンデレツキ・サウンドの変遷をじっくり味わわせてくれます。こてこてのゲンダイオンガクからジャズの影響、インプロヴィゼーション、そしてネオ・ロマンティシズム。ペンデレツキの語法は、まるで流れる水のような柔軟さを持っています。2012年第55回グラミー賞'Best Classical Compendium'部門で受賞したアルバムです。

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