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ウィルビー/息もつけないハレルヤ、パガニーニ変奏曲、ユーフォニアム協奏曲ほか

フィリップ・ウィルビー(1949-):
1. 息もつけないハレルヤ
2. パガニーニ変奏曲
3. 邪悪なソネット第4番「もし神が私たちを生き残らせるなら彼の王国は来るでしょうか?」
4-5. シラノ
6. ブロンテ・ミサ「メモリー」(断章)
7. アメイジング・グレイスによる交響的変奏曲
8-11. ユーフォニアム協奏曲


ニコラス・チャイルズ(指揮)/ブラック・ダイク・バンド
フィリップ・ウィルビー(1,6,オルガン)、フィル・ゴウルト(3,6,7,バリトン)
ジョゼフ・クック(4-5,チューバ)、デヴィッド・ソーントン(8-11,ユーフォニアム)

録音:2008年4月2日、5月29日、フッダーズフィールド、ダウン・ホール

ウィルビー/息もつけないハレルヤ、パガニーニ変奏曲、ユーフォニアム協奏曲ほか

価格:

1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

日本でも人気の高いフィリップ・ウィルビー(1949-)の吹奏楽作品集。ウィルビーは1990年代からブラスバンドのチャンピオンシップの課題曲をたびたび委嘱されるほど実力が高く評価されています。ウィルビーはもともとオーケストラで活躍し、自らもオルガンとピアノの鍵盤奏者でもあるため、その作品はクラシック音楽に由来するシリアスな内容と技巧的な困難さを持っています。イギリスらしい気品と重厚感溢れるサウンドや、金管楽器では演奏が難しいアクロバチックで華麗なパッセージなどウィルビーの作風はとてもかっこいいものです。近年のブラスバンドの水準を一気にレベルアップしたのも、ウィルビー人気が拍車をかけたといわれています。
しかし、そんな難曲をいともあっさり演奏してしまうのが、名門「ブラック・ダイク」の凄いところ!ブラック・ダイク・バンドは、非常に歴史あるイギリスのブラスバンドであり、数々のコンクールでも常に好成績を収めているヨーロッパ屈指の名門バンドです。指揮は名ユーフォニウム奏者として有名なチャイルズ兄弟の弟、ニコラス・チャイルズで、ドラマチックで華麗な表現も完璧といっていい仕上がり。特に「息もつけないハレルヤ」や「パガニーニ変奏曲」は圧巻です。また同時にクラシカルな格調の高さも備えており、ウィルビー自身のオルガンやバリトン歌手の歌が入った作品はとてもブラスバンド作品とは思えないほど深淵なムードを醸し出しています。事実上のチューバ協奏曲である「シラノ」や「ユーフォニアム協奏曲」でのソリストたちの名人芸も注目です。

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