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カリンニコフ/交響曲第1番、第2番

テオドレ・クチャル(指揮)/ウクライナ国立交響楽団

録音:1994年11月、ウクライナ放送コンサートホール

カリンニコフ/交響曲第1番、第2番

価格:

1,273円 (税込)

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ワシーリー・カリンニコフ(1866-1901)は、ロシアの作曲家で、若い頃から音楽の才能を発揮していたにもかかわらず、貧しい家庭の出身ということで苦学を重ねました。生計のために楽器を演奏したり、写譜の仕事をしていましたが、チャイコフスキーに認められてようやく指揮者としての職を得ました。しかし長年の過労がたたって病気に倒れ、療養生活を送ることになり、わずか34歳にしてなくなってしまいました。カリンニコフの音楽は、その明快さとメロディーの美しさが際立っており、2つの交響曲や管弦楽曲は死後も演奏され続けました。特に「交響曲第1番」は近年になって日本でも大きな人気を得るようになり、飛躍的に認知度も高まりました。
このテオドレ・クチャルとウクライナ国立交響楽団のアルバムは、発売から10年以上経過してもなおベスト・セラーを続けている名盤。単に価格が安いからではなく、カリンニコフの良さを最大限に引き出した演奏の素晴らしさが評判となって、世界中で大ヒットを飛ばしています。スヴェトラーノフのパワフルで濃厚な名演やヤルヴィの表情豊かで生き生きした名演も忘れられませんが、このクチャル盤のロシアの大地を感じさせる素朴な演奏もしみじみとした味わいが素敵です。抒情的でロマンティックな味わいが豊かで、「交響曲第1番」の第2楽章などうっとりと聞き惚れてしまう美しさ。まだ、カリンニコフの交響曲をご存じない方には、ぜひお試しいただきたいアルバムです。強くオススメです。

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