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ジョン・ケージ/ザ・ファイヴズ(X)

ジョン・ケージ(1912-1992):
1.FIVE~任意の5つの楽器のための
(この録音では5つのクラリネットで演奏)(1988)
2.FIVE[2]~イングリッシュ・ホルン、2つのクラリネット、バス・クラリネット、ティンパニーのための(1991)
3.FIVE[3]~トロンボーンと弦楽四重奏のための(1991)
4.FIVE[4]~ソプラノ・サックス、アルト・サックス、3つの打楽器のための(1991)
5.FIVE[5]~フルート、2つのクラリネット・バス・クラリネット、打楽器のための(1991)

ザ・バルトン・ワークショップ   録音:1999-2001年

ジョン・ケージ/ザ・ファイヴズ(X)

価格:

2,291円 (税込)

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MEGADISC【ベルギー輸入盤】

現代音楽の雄ジョン・ケージは、1987年から1992年(その死の年)まで、「ナンバーピース」と呼ばれる演奏者の人数をそのまま題名とした作品を発表し続けました。「Five」と名の付いた作品は全部で5曲書かれ、それぞれが違った編成のために書かれています。もちろん、それぞれが異なる曲想を持っていますが、トロンボーンと弦楽四重奏のための「FIVE3」を除いては、ほぼ5分程度の短い作品群です。楽譜上には、音程や強弱がついた音が書かれているものの、それぞれ作品中の何分何秒から何分何秒までの間で演奏されるべきかが記されているだけで、いつ音を発するかは演奏者が自由に判断して決めます。つまり各奏者はストップウォッチを見ながら、自由なタイミングで音を演奏していくことになり、独特の強い緊張と集中力が生じる音楽です。とはいえ音の数自体は極めて少なく、静寂の中にポツリ・ポツリと音が散らばっているかのよう。「FIVE4」や「FIVE5」あたりは日本の禅寺の庭園を思わせる凛とした空気感が漂います。トロンボーンと弦楽四重奏のための「FIVE3」だけは40分もかかる長大な作品で、半音を7等分するという超微分音が用いられている珍しい音楽です。

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