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「ベース!どこまで低く弾けるんだい?~コントラバス(ダブル・ベース)とピアノのための作品集」

1-3. ロベルト・フックス(1847-1927)/コントラバス・ソナタ Op.97
4-6. カレル・ライナー(1910-1979)/コントラバス・ソナタ
7-10. フランク・プロト(1941-)/ソナタ 1963
11-14. アドルフ・ミシェク(1875-1954)/コントラバス・ソナタ Op.7


シルヴィオ・ダラ・トーレ(コントラバス)、マティアス・ペーターゼン(ピアノ)

録音:2007年

「ベース!どこまで低く弾けるんだい?~コントラバス(ダブル・ベース)とピアノのための作品集」

価格:

2,138円 (税込)

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GENUIN【ドイツ輸入盤】

コントラバス(ダブル・ベース)のための数少ないオリジナルのソナタ集で、近現代の作曲家たちの珍しい作品ばかりのレアな録音です。オーストリアのロベルト・フックス(1847-1927)は、ブラームスも賞賛した作曲技術を持った作曲家で、長寿を保ちたくさんの生徒を育ててロマン派の流れを後世に伝えた重要な人物です。フックスの「コントラバス・ソナタ」は、まさに後期ロマン派そのものの親しみやすい音楽で、ブラームスがコントラバス・ソナタを書いていたらこんな感じではないかと思えるほど。チェコのコントラバス奏者で作曲家、指揮者でもあったアドルフ・ミシェク(ミシェックとも,1875-1955)の「コントラバス・ソナタ」もまたロマン派の流れを汲んだ素敵な作品。ミシェックはチェコに生まれてウィーンで学び、ウィーン宮廷歌劇場管弦楽団(今のウィーン・フィル)やプラハ国民歌劇場管弦楽団でコントラバス奏者を務めたり、ウィーン音楽院の教授となりました。ミシェクは自分がコントラバス奏者だっただけに楽器を知り尽くしており、ヴィルトォーゾ的な要素も濃く、コントラバスとは思えないほど華やかで聴き映えがします。もちろんコントラバスに詳しい方にはお馴染みの作曲ですが、一般的には第2番のソナタがよく演奏されるものの、この作品7の第3番ソナタが演奏・録音される機会はこれまでほとんどありませんでした。
カレル・ライナー(1910-1979)は、ボヘミア出身のユダヤ系作曲家で、アロイス・ハーバやヨセフ・スークに作曲を学びました。第2次世界大戦時はナチスによりテレジンシュタットの強制収容所に入れられたものの、何とか生き抜くことができた唯一の作曲家と言われています。ライナーの「コントラバス・ソナタ」は、前衛的な手法を用いたリズミックな音楽ですが、どこか内省的で暗い陰を帯びています。フランク・プロト(1941-)は、アメリカの現代作曲家で、コントラバス奏者としても活躍しています。すでに「カルメンファンタジー」や「ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏曲」で知られており、「ソナタ 1963」もいかにも現代アメリカらしい適度にモダンで小難しい個性的な音楽です。演奏しているシルヴィオ・ダラ・トーレは、ドイツ生まれのイタリア系のダブル・ベース奏者。ヨーロッパのダブル・ベース奏者の中で中心的存在で、現在オーケストラからソロまで幅広く活躍しています。

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