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シューマン/チェロ協奏曲 イ短調(弦楽オーケストラ伴奏版とチェロ四重奏版)

ロベルト・シューマン(1810-1856):
1-3. チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
(独奏チェロと弦楽オーケストラ版,フローリアン・ヴィゲン、アレクサンダー・カール編)
4-6. チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(チェロ四重奏版,リヒャルト・クレム編)

ベネディクト・クレックナー(チェロ)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)/ドイツ弦楽フィルハーモニー(1-3)
レアンダー・キッペンベルク、ルーカス・ジーバー、ミヒャエル・プロイス(4-6,チェロ)

録音:2010年11月7-8日、ドイツ、ジーメンスフィラ

シューマン/チェロ協奏曲 イ短調(弦楽オーケストラ伴奏版とチェロ四重奏版)

価格:

2,100円 (税込)

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GENUIN【ドイツ輸入盤】

シューマンの名作「チェロ協奏曲」を、弦楽オーケストラの伴奏にしたものと、チェロ四重奏曲にしたもの2種類を収録した非常に面白い企画。有名なドヴォルザークの「チェロ協奏曲」に比べると、シューマンの「チェロ協奏曲」は、実はけっこう晦渋でとっつきにくい曲。「ピアノ協奏曲」は、ソロも華やかで印象的なメロディも豊富なため、高い人気を得ていますが、「チェロ協奏曲」は意外なほど演奏機会は少ないようです。チェロの渋い音色もさることながら、独奏チェロとオーケストラが一体になって曲を作り上げるというスタイルであり、ソリストの技巧を見せびらかすヴィルトォーゾ的な音楽ではないからでしょう。チェロはかなりのハイテクニックを要求されているものの、それを前面に押し出さないために華やかさやインパクトに欠けます。しかし、内向的で渋いからこそ、シューマン独特のロマンスが美しくもじんわりと心に響くこともまた確かです。じっくり聞き込むほどに味わいが出る名作の代表といってもいいでしょう。
シューマンの「チェロ協奏曲」は、作曲家自身の手によってヴァイオリン用にアレンジされており、ヴァイオリン協奏曲として演奏されることがあり、録音も多数存在します。こちらはソリストがより前面に出て華やかな印象を受けます。また、巨匠ロストロポーヴィチの依頼で大管弦楽との演奏が栄えるようにと改訂されたショスタコーヴィチ編曲版もあり、こちらも稀に取り上げられています。このアルバムの弦楽オーケストラ伴奏版とチェロ四重奏版は、全く新しい試みであり、おそらく両方の版ともこれが初録音でしょう。フローリアン・ヴィゲンとアレクサンダー・カール編曲による弦楽オーケストラ伴奏版は、チェロ独奏を浮き立たせるために伴奏をよりシンプルにした形で、重厚すぎる伴奏部分を弦楽だけのアッサリしたまろやか響きに変えています。従来の管弦楽伴奏版よりも確かにチェロ独奏が引き立ち、スッキリと聴きやすくなっていますが、基本的にはオリジナルに近い形のアレンジなので、それほど違和感なく聴くことができます。
より大胆なのが、リヒャルト・クレム編のチェロ四重奏版。ソロと伴奏が同質な中で微妙な変化を見せるのが非常にユニークで、もはや室内楽曲といってもよい変化を遂げています。演奏しているベネディクト・クレックナーは、1989年生まれのドイツの若いチェリストで、なかなかの好演です。指揮のミヒャエル・ザンデルリングは(1967-)は、高名な指揮者クルト・ザンデルリング(1912-)の三男で、長男トーマス、次男シュテファンと並んで全員が指揮者として活躍しているというクラシック界の「指揮者三兄弟」。ミヒャエルはチェロ奏者としても優秀だっただけに、弦楽オーケストラの統率はお手のもののようです。

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