マラン・マレ(1656-1728):ヴィオール曲集第2巻(1701)から
組曲ニ長調 から 前奏曲,ブラスク,フォリアのクプレ
組曲イ長調
前奏曲,気まぐれ,アルマンド,クラント,サラバンド,
サラバンド,速いジグ,エコー,ファンタジー
組曲ホ長調
前奏曲,アルマンド,クラント,サラバンド,ジグ,
昔のリュート作曲家の流儀によるパヴァーヌ
ガヴォット,不規則なロンド,シャコンヌ
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ(+))
エドゥアルド・エグエス(テオルボ)、フランソワ・ゲリエ(チェンバロ)
録音:2011年10月、バス=ボドゥー教会
使用楽器:1621年、トマス・オールレッド製(*)/1718年、バラク・ノーマン製(+)
FLORA【ベルギー輸入盤】
RICERCARレーベルでマレのヴィオール曲集全曲録音を目指しながら中断の憂き目に遭ってしまったフィリップ・ピエルロが、近年再びマラン・マレの作品を定期的に録音をしています。このFLORAレーベルからはすでに『音階』(FLORA 0603)、『シャリヴァリ』(FLORA 1507)という2枚のアルバムをリリースし、古楽ファンの間では大人気のアルバムとなっております。今回は続編となるマレ第3作。「スペインのフォリア」として有名な「フォリアのクプレ」(32の変奏、演奏時間約19分半)はまさに圧巻!ピエルロ、ツィパーリングによる演奏は、古楽器とは思えぬほど開放的で明るい色彩が特徴。同時にフランス的な優雅さと詩情が感じられます。古楽ファンでなくとも、この贅沢な音楽を聴けば誰でも優雅な気分にひたれることでしょう。極上のアルバムです。薄型デジパック・ケースです。